2年目の
高杉吏麒騎手が、
アイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)の
モズメイメイ(牝5、栗東・
前川恭子厩舎)で
JRA重賞初制覇を狙う。
高杉騎手は05年9月28日生まれ、滋賀県出身の19歳。24年3月に栗東・
藤岡健一厩舎からデビューした。24年はルーキー最多の
JRA48勝を挙げて、
JRA賞の
最多勝利新人騎手を受賞。今年も既に
JRAで37勝を挙げている。
アイビスSDのパートナーは
モズメイメイだ。23年の
チューリップ賞と
葵S、24年のアイビスSDの勝ち馬。同じく
北九州記念では16番人気の低評価ながら、中団から脚を伸ばして3着に食い込んでいる。高杉騎手が初騎乗した前走の
北九州記念(15着)を含め、近6走は全て9着以下とスランプだが、
阪急杯は勝ち馬から0秒7差の9着だから、そこまで大きく負けているわけでもない。
高杉騎手はこれまで
JRA重賞に15回騎乗。今年の
京都記念の
バビットでの4着が最高着順となっている。ただ、
宝塚記念の
プラダリアでGI初騎乗も果たし、機は熟した感。同じく栗東所属の
吉村誠之助騎手には先を越されたが、ここで同期2人目の重賞勝ちといきたい。