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カルストンライトオの“53秒7”は今なお1位に君臨 アイビスSDの勝ち時計ランキング

  • 2025年07月28日(月) 12時00分
 8月3日(日)に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝直線1000m)。新潟名物の電撃戦には、昨年覇者のモズメイメイ、重賞3勝目を狙うピューロマジック、前哨戦の韋駄天Sを制したテイエムスパーダなど、21頭がエントリーしている。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■4位タイ 53秒9 2001年 メジロダーリング

 同年春の高松宮記念では逃げて5着。京王杯SCを挟み、函館スプリントSで重賞初制覇を飾ると、続いて競馬場改修によって新設されたアイビスSDに参戦する。レース序盤は中団に構えていたが、残り200mほどから馬場中央を鋭く抜け出す。シンボリスウォードに1馬身半差を付ける快勝で、初代覇者に輝いた。

■4位タイ 53秒9 2004年 カルストンライトオ

 函館スプリントS3着をステップに02年覇者がふたたび参戦、1番人気に推される。5枠5番から好ダッシュを見せ、あっという間に外ラチ沿いの絶好位。スピードの違いから、レース半ばで早くも数馬身抜け出す恰好となる。ゴール前では3馬身差を付け、流す余裕さえあった。なお、同馬は次走でスプリンターズSを制した。

■4位タイ 53秒9 2010年 ケイティラブ

 初勝利は小倉ダ1000mで、以降の3勝は千直で挙げていた距離、舞台巧者だったが、準OPからの格上挑戦とあって、8番人気の伏兵に過ぎなかった。18頭立ての5枠9番と、決して楽な枠順ではなかったが、気合を付けて外目の先頭へ。そのまま後続に並ぶ隙さえ見せず、改めて適性、相性の良さを見せつける走りだった。

■2位タイ 53秒8 2011年 エーシンヴァーゴウ

 芝短距離戦で実績を積み、準OPを2戦で突破。同舞台のルミエールSを快勝し、駒を進めたアイビスSDでは1番人気に支持された。レースは残り400mほどまで、横に広がっての大激戦。エーシンヴァーゴウは鞍上が仕掛けると、徐々に外へ切れ込みながら先頭へ。最後はエーブダッチマンに1.3/4馬身差を付けて快勝した。


■2位タイ 53秒8 2018 ダイメイプリンセス

 準OPに昇級後は2着、5着、6着といま一歩の競馬が続いたが、千直に舵を切ると同級を2馬身半差、続くOPの韋駄天Sを2馬身差で勝利と高い適性を発揮。CBC賞9着を挟んで、アイビスSDには1番人気で出走した。道中は各馬の後ろで脚を溜めていたが、残り400m過ぎから進出開始。100mを残して先頭に立ち、そのまま突き抜けた。

■1位 53秒7 2002年 カルストンライトオ

 3着だった前年に続き、2年連続で参戦。安田記念2着の実績を持つブレイクタイムに次ぎ、2番人気に支持された。8枠12番から隣のサザンクロスビコーを横切り、外ラチ沿いに誘導。横に大きく広がっての追い比べになったが、快足をとばして先頭をキープすると、そのまま後続に2馬身差を付け、危なげなく勝利した。

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