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【中京記念】横山武史騎手、父・典弘騎手と親子初同日重賞V 「伸びてくれ」3歳牝馬マピュースで首差制す

スポーツ報知
  • 2025年08月18日(月) 07時00分
◆第73回中京記念・G3(8月17日、中京競馬場・芝1600メートル、良)

 サマーマイルシリーズ第3戦、第73回中京記念・G3(中京)で重賞初制覇した3歳牝馬のマピュースの鞍上は、三男の横山武史騎手(26)=美浦・鈴木伸厩舎=で、横山親子初の同日重賞制覇だった。

 会心の騎乗だった。最後の直線、一度は離されたかと思った逃げ馬との差が、ジリジリと縮まっていく。残り100メートル、マピュースの横山武はこん身の左ムチで鼓舞した。ゴール前で首差かわすと、右の拳を何度も握りしめた。コースレコードに0秒1差の好タイムでの快走に「伸びてくれ、と強い気持ちで追いました。馬がよく応えてくれた」と鞍上は汗をぬぐった。

 今回が初コンビ。主戦の田辺が斤量52キロでは乗れないことから、依頼を受けた。「田辺さんから色々と教えてもらったので、どんな競馬でもできると。自信を持って位置を取りにいった」。前半の800メートルが46秒9、後半が45秒4のスローな流れで、前が有利な展開。発馬直後に押して2番手を確保した判断が光った。

 中京の重賞レースでは初勝利となった横山武は、これが今年2度目、6月以来となる52キロでの騎乗だった。「暑熱対策で人馬ともに大変ですけど、減量したかいがありましたね」と満足そうな笑みを浮かべ、充実感に浸った。

 デビューから7戦連続でマイル戦に起用し、うれしい重賞初勝利。和田勇調教師は「紫苑Sも考えたけど、ここなら52キロで出られるので。関節がしっかりしたら反応も速くなる」と今後の成長に期待した。桜花賞4着の素質馬が、年長馬との初対戦で大きな白星を挙げた。

(山下 優)

 マピュース 父マインドユアビスケッツ母フィルムフランセ(父シンボリクリスエス)。美浦・和田勇介厩舎所属の牝3歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算成績は7戦3勝。重賞初勝利。総獲得賞金は9564万2000円。馬主は吉本雄二氏。

スポーツ報知

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