「新潟2歳S・G3」(24日、新潟)
パートナーも納得する動きだった。6月の東京で新馬戦を圧勝した
リアライズシリウスは20日、美浦坂路で
スピリットガイド(4歳2勝クラス)と併せて併入。相手に合わせた形で4F53秒9-38秒8-12秒0と目立つ時計ではなかったが、動きの良さは目を引いた。
騎乗した津村は「余力はたっぷりだったし、この内容で十分。出来に関しては言うことはない」と状態の良さを感じ取っている。手塚久師も「きょうの動きは良かった。1戦使っての上積みはかなりあると思います」と好感触。重賞挑戦へ向けて態勢は整った。
父は新種牡馬
ポエティックフレアで、これまで9頭の産駒がJRAでデビューし、〈2・2・3・6〉の好成績。現役時代には2歳3月にデビュー戦Vを飾り、愛国の2歳G3キラヴランSを制したが、産駒も2歳戦で父譲りの仕上がりの早さを発揮している。鞍上が「この時期の2歳にしては完成度が高い」と明かすように、
リアライズシリウスも父の特徴を受け継いでいる。
前に行ける
スピードにセンスも兼ね備えているが、不安を挙げるとすればゲートだ。「ゲート内での
テンションが少し高いので、そこは注意したい。そこをクリアして五分にスタートを出てくれれば勝ち負けになる力はある」と津村。長くいい脚を使えるところがストロングポイント。この持ち味を最大限に生かせば、勝利をつかみ取ることができる。
提供:デイリースポーツ