ドゥラドーレス(牡6、美浦・
宮田敬介厩舎)と
レガレイラ(牝4、美浦・
木村哲也厩舎)のきょうだいが、
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で初対決する。
ドゥラドーレスは父
ドゥラメンテ、母ロカ、母の父
ハービンジャーの血統。
レガレイラは父
スワーヴリチャード、母ロカ、母の父
ハービンジャーの血統。したがって2歳違いのきょうだいとなる。
兄は11戦5勝。着実に勝利を積み重ね、今年になって更に軌道に乗ってきた。小倉
日経賞でオープン初勝利を挙げると、
エプソムC、
七夕賞と重賞で2戦連続2着。今回はGIIで相手が強化されるが、目下の充実ぶりなら好勝負になっていい。一方の妹は9戦3勝。23年の
ホープフルS、24年の
有馬記念とGI・2勝を挙げている。前走の
宝塚記念では生涯初の2桁着順となる11着に沈んだが、休み明けに加えて道悪だったので致し方なし。今回は真価発揮が期待される一戦となる。
今回は史上初の快挙もかかる。
グレード制が導入された84年以降、障害重賞では01年の
中山大障害で弟
ユウフヨウホウ・兄
ゴーカイのきょうだいがワンツーを決めているものの、平地重賞では一度もない。古くは兄
ビワハヤヒデと弟
ナリタブライアンの直接対決が期待されたが、兄の故障で実現せず。また、07年の
有馬記念に
ダイワメジャーと
ダイワスカーレットが参戦したものの、惜しくも2着、3着だった。さぁ、今回はどうなるか。馬券を抜きにしても、2頭の戦いには要注目したい。