9月23日、茨城県美浦村にて「美浦村UMAフェスタ」が開催。みほふれ愛プラザエリアでのトークショーに戸崎圭太騎手、津村明秀騎手、菊沢一樹騎手、木幡巧也騎手、上里直汰騎手、遠藤汰月騎手が登場した。
　
　トークショー前半は質疑応答形式で進行。初めに騎手になったきっかけは？ という質問に、戸崎騎手は「中学校3年生の時に近所の方から、騎手という職業を教えられて。それまではなんとなく学校の先生になろうかなと思っていた」と回答。「あの英語力じゃ無理だよ！」と津村騎手から声が上がると、「責任感はあるからね、英語の先生にはならないよ！」と軽快な掛け合いを見せた。
　
　続いて好きな競馬場は？ という質問には戸崎騎手、津村騎手、遠藤騎手が東京、木幡巧騎手は福島や中山の小回りコースと回答。上里騎手と同じく新潟を選んだ菊沢騎手は得意とする新潟千直を挙げ、ファンからは拍手が起こる場面も。「枠順次第で変わる新潟ならではのコースだと思います。これからも応援お願いします」と答えた。
　
　開始から笑いの絶えないトークの後には、自由に塗り絵をした馬のイラストが、モニターで3Dホースとして走り、レースを楽しめる「Your HERO's DERBY」をプレイ。自身の勝負服や所属厩舎カラーを意識した塗り絵をそれぞれ発表する中、上里騎手は沖縄という文字に、馬のまつげを強調したイラストで出身地をアピールした。

　お客さんにどの騎手が勝つか予想を聞くと、津村騎手が1番人気、戸崎騎手が2番人気に。ファンの反応を見た菊沢騎手は「僕は単勝100倍くらいですね、慣れてますから穴開けますよ！」と会場を沸かせた。「差せ！」の声が飛び交うなど、賑やかに行われたレースは、津村騎手の“バシマアントラーズ”が差し切って優勝。自身が応援するサッカーチーム・鹿島アントラーズのユニフォームを基にデザインした馬の勝利に、大きなガッツポーズを見せた。
　　
　他にも30秒ぴったりで手を挙げるチャレンジや、美浦村についてのクイズを行い、遠藤騎手が両ゲームで1位の結果に。ファンの質問に回答したり、6名が塗った馬のイラストもプレゼントするなど、充実かつ笑いに満ちた40分だった。
　
　今回の「美浦村UMAフェスタ」は美浦村が主催し、JRA美浦トレーニング・センターが協力、美浦村地域おこし協力隊の南川麻綾さんが企画した。各所で様々なホースマンが登場したほか、ウマ娘のパネル展示、ゆるキャラによるJC(縄文カップ)など多彩な催しを展開。初開催ながら村外から多くのファンが集まり、大きな盛り上がりを見せた。

※本文内に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。