「
京都大賞典・G2」(10月5日、京都)
頂点に立ったコースで約2年ぶりのVを狙う。23年の
菊花賞馬
ドゥレッツァが京都を走るのは24年
天皇賞・春(15着)以来のこと。
菊花賞制覇後は24年
ジャパンC2着、25年
ドバイシーマクラシック3着とG1で存在感を示したものの、勝利からは遠ざかっている。
前走の
宝塚記念は9着。中団よりやや前の位置で折り合ったが、4角での反応はひと息で最後の伸びを欠いた。尾関師は「悪い要素が重なってしまった」と振り返る。なかでも最大の敗因として挙げられるのが稍重の緩い馬場だ。「いい馬場ならどんな競馬をしたのかな、とは思っています」。本来の走りではないという気持ちは強い。
29日、美浦Wの1週前追い切りは6F81秒9-37秒0-11秒7で
レッドシュヴェルト(5歳3勝クラス)と併入。相手に手応えで見劣る内容だった。師は「追い掛ける形でぎりぎり追いついた感じ。もう少し動いてほしかったけど、時計を考えればしっかりやれたし、ここまでの感じからこれで上がってくると思っています」と直前追いでの上昇を見込んでいる。
舞台は京都芝2400メートル戦。「普通に考えればかなりいい条件だと思う」と歓迎した上で、「体調を整えて、いい競馬ができるようにしたい」と力を込める。G1を制した淀で再び勝利をつかみ、秋の飛躍につなげたい。
提供:デイリースポーツ