26日は京都競馬場で牡馬クラシック3冠最終戦「第86回
菊花賞」(G1、芝3000メートル)が行われる。
皐月賞馬
ミュージアムマイルとダービー2着
マスカレードボールが次週の
天皇賞・秋へ。
皐月賞2着のダービー馬
クロワデュノールはフランスに遠征したため登録を見送り、春2冠の連対馬が不在の
菊花賞は22年以来、3年ぶり6度目となった。
話題の中心は
トライアルの
神戸新聞杯組。スローペースで10頭立ての道中7番手から上がり3F32秒3と驚異的な瞬発力で差し切った
エリキングが主役だ。
皐月賞はブランク明け。ダービーはスタートで後手に回り、最速の脚を繰り出したが5着。ラスト1冠に懸ける思いは強い。
ショウヘイはそのダービーで最先着の3着。立ち回りのうまさと安定した先行力が光る。豊富なスタミナを誇り、距離延長も歓迎のタイプ。
神戸新聞杯2着の内容も良かった。
神戸新聞杯3着
ジョバンニは、不利を受けながら4着に入った
皐月賞が力を感じさせる内容。本調子を欠いたダービー8着は度外視していい。崩れず上位争いに加わる。
セントライト記念組は勝ち馬
ミュージアムマイルが不在で2着
ヤマニンブークリエ、3着
レッドバンデは共に血統的に長丁場が合いそう。
別路線組では無敗3連勝で春に
青葉賞を制した
エネルジコが楽しみ。態勢が整わずダービーを見送り、秋への
ステップは夏の
新潟記念を選択した。古馬と初対戦で2着に終わったものの一切、悲観する必要のない敗戦。勢力図を一気に塗り替える可能性を秘めた存在だ。
ゲルチュタールは
青葉賞3着で惜しくもダービー切符に届かず、すぐ夏以降に向けて切り替えた。
三田特別で2勝クラスを勝ち上がり、ここと関連性が深い
日本海Sでオープン入り。スタミナは十分で、持ち前のしぶとさと勝負根性で互角の勝負に持ち込めるかも。春2冠の勝ち馬が不在ゆえ、馬券的には妙味たっぷりの一戦だ。
スポニチ