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【天皇賞(秋)】1800m以下重賞実績がカギ 該当馬から浮上する伏兵とは

  • 2025年10月30日(木) 07時30分
 天皇賞(秋)は東京芝2000mで行われる中距離戦だ。それだけにスピードとスタミナの両立が求められるように思えるが、近10年を振り返るとスピード優先の傾向あり。実は3着以内の30頭のうち、実に7割の22頭に芝1800m以下の重賞の勝利経験があったのだ。そこで今年の該当馬を紹介したい。

 今年は6頭が当てはまる。そのうちメイショウタバル(牡4、栗東・石橋守厩舎)とマスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は上位人気に推されることが確実なので、改めて触れるまでもないだろう。残り4頭を見ると、実績最上位はブレイディヴェーグ(牝5、美浦・宮田敬介厩舎)だ。23年のエリザベス女王杯の勝ち馬。24年の府中牝馬Sを制したのを最後に5連敗中だが、今年の安田記念では0秒3差の4着に健闘しており、決して衰えはない。前走の新潟記念は6着だが、暑さが堪えたようで参考外。2000mは合うイメージなので、復活を期待したい一戦となる。

 偶然ながら、他にも牝馬の有力馬が多い。クイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)は重賞3勝の実力馬。今年の金鯱賞では牡馬を撃破しているので、ここでも大きな力差はない。そして、その新潟記念を制したシランケド(牝5、栗東・牧浦充徳厩舎)も侮れない。昨夏以降は重賞2勝を含めて5戦4勝。唯一の敗戦もヴィクトリアマイルのタイム差なしの3着だから、充実ぶりは著しい。デクラレーションオブウォー産駒としてJRA・GI初制覇となるか。そういった視点でも要注目だ。

 最後に牡馬の穴候補としてセイウンハーデス(牡6、栗東・橋口慎介厩舎)を紹介したい。前走のエプソムCで約2年ぶりとなる重賞2勝目をゲット。それも1分43秒9のレコードで1馬身3/4差の完勝だからインパクトがあった。今回は一気の相手強化となるが、高速決着は大歓迎なので一発があっても侮れない。

 スピード豊かな伏兵が高配当の主役となるか。データの追い風を受けて4頭の走りに、是非とも期待してほしい。

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