28日、阪神競馬場で行われた第56回
神戸新聞杯(3歳牡牝、GII・芝2400m)は、
四位洋文騎手騎乗の1番人気
ディープスカイ(牡3、栗東・
昆貢厩舎)が、中団のインコースから外に持ち出されると、直線で馬場の真ん中から鋭く抜け出し、3番人気
ブラックシェルをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分25秒3(良)。さらに1/2馬身差の3着には後方から追い込んだ2番人気
オウケンブルースリが入った。上位3頭には
菊花賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
ディープスカイは、
父アグネスタキオン、母アビ(
その父Chief's Crown)という血統。今年1月にデビュー6戦目で初勝利を挙げ、
アーリントンC(GIII)3着から臨んだ
毎日杯(GIII)で重賞初制覇。続く
NHKマイルC(GI)、
日本ダービー(GI)を制して変則2冠を達成しており、今回はダービー以来約4か月ぶりの出走だった。次走は
菊花賞または
天皇賞・秋(GI)への出走が予定されており、今後の動向に注目が集まる。通算成績12戦5勝(重賞4勝)。
鞍上の
四位洋文騎手は
日本ダービーに続く今年の
JRA重賞5勝目で、通算57勝目。管理する
昆貢調教師も同レースに続く
JRA重賞制覇で通算6勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。