伝統の中距離G1「第172回
天皇賞・秋」(芝2000メートル)は11月2日、東京競馬場でゲートイン。G1常連の実績馬に、春のクラシック路線を沸かせた3歳馬も参戦。濃いメンバーが顔をそろえた。
主役はG1・2勝の
タスティエーラだ。23年にダービーを制覇。その後は不振に苦しんだが昨年の
天皇賞・秋(2着)、続く
香港C(3着)で復活の兆しを見せると、今年4月の
クイーンエリザベス2世Cでダービー以来となるG1タイトルを獲得した。芝2000メートルは<2・2・1・1>と条件も絶好。昨年の雪辱を果たす。
今年の
皐月賞馬
ミュージアムマイルは秋始動戦の
セントライト記念を快勝。休み明けを使われたことで、中間の状態は型通りに良化。古馬とは初対戦となるが、通用する下地は十分ある。
同じく3歳馬
マスカレードボールは年明けの
共同通信杯で重賞初制覇。直線で猛然と追い込んだダービー(2着)を見ても、末脚を生かせる府中は好舞台だ。
宝塚記念を逃げ切った
メイショウタバルは
武豊の継続騎乗が頼もしい。昨年3着
ホウオウビスケッツ、3年連続参戦となる
ジャスティンパレスも楽しみな存在だ。
スポニチ