「
エリザベス女王杯・G1」(16日、京都)
早めの栗東入りで調整を続ける昨年の
桜花賞馬
ステレンボッシュ。12日の最終リハは栗東CWで併せ馬を行った。大きく追い掛けたとあって先着フィニッシュとはいかなかったが、6F79秒0と刻んだタイムは上々。コンディションに問題はない。今季は見せ場なく3連敗と不振続きだが、G1・3連勝中と無双状態のルメールを鞍上に迎え、華麗な復活劇といきたい。
先週に続き、ルメールが騎乗して栗東CWで併せ馬。先行する
ベルベルコンパス(3歳3勝クラス)を大きく離れた位置から追走。直線半ばでいったんは馬体を並べたが、最後は1馬身遅れでフィニッシュした。追い掛けた分、時計は6F79秒0-36秒8-12秒1と速くなったものの、しっかりと動けたように体調は良さそうだ。
◆
ルメール騎手 -追い切りの感触について。
「コンディションがいいです。先週と同じぐらいの状態」
-距離は。
「一生懸命なので、落ち着きつつ
リラックスしないと」
-描くレースは。
「もう1回彼女のレースを見て、どんな騎乗をするか考えます」
◆
国枝栄調教師
-追い切りの狙いを。
「テンから併せると行き過ぎちゃうので離れて行ったけど、やる気のスイッチは入っている感じがする。動きそのものは十分。こんな感じで競馬をしてくれたら。ここのところ消化不良だから、(ルメールに)何かをつかんでもらったらと思ったんですけど」
-レースの形について。
「ルメさんが考えますと言ってくれているし、しまいに反応できるような競馬をしてほしい」
-今年は不振が続く。
「体調的に懸念するところはないけど、競馬に行ってがね。そこだけ」
-阪神JF、
桜花賞、
秋華賞と栗東滞在時は成績がいい。
「栗東だからといって大きな違いはないけど、そういうところに頼るしかない。できることって言えばね。いい感じで行って駄目なので、成功体験って感じかな」
-距離延長になる。
「マイルで勝っているけど、香港のレースが印象的なので距離は問題ない」
-牝馬G1コンプリートが懸かる。
「プレッシャーがある。すごいよ(笑)」
提供:デイリースポーツ