吉原寛人騎手(金沢・
加藤和義厩舎所属)が3日、
大井競馬場で行われた
勝島王冠(3歳上・SII・ダ1800m)を
キングストンボーイ(セ7、大井・
渡辺和雄厩舎)に騎乗して制し、地方重賞200勝を達成した。
吉原騎手は2001年にデビュー。1年目から地方95勝、中央1勝を挙げて存在感を示すと、03年の
オールジャパンリーディングジョッキーで重賞初制覇を飾った。早くも05年には初の金沢リーディングを獲得。以降、不動のトップジョッキーとして活躍してきた。
15年の
マーキュリーCをはじめ、ダート
グレード競走も計9勝。21年には金沢で行われた
JBCクラシックで船橋の
ミューチャリーを導き、地方馬初の同レース勝利に貢献した。24年2月には姫路の兵庫ユースカップを勝ち、
地方競馬全場重賞制覇(帯広除く)の大偉業を達成。
中央競馬でも通算12勝を挙げており、17年には
ネロとのコンビで
京阪杯を制している。
地方重賞200勝の競馬場別の内訳を見ると、地元金沢の79勝が最多。以下、大井が19勝、高知が17勝、川崎と園田が11勝ずつで続く。そして、今年もすでに「22」のタイトルを獲得。南関東・金沢で6勝ずつ、佐賀・名古屋・水沢で2勝ずつ、門別・園田・笠松・高知で1勝ずつと、全国各地で白星を量産しており、“重賞ハンター”の異名にふさわしい成績を残している。
【
吉原寛人騎手の地方重賞200勝の内訳】
金沢 79勝
大井 19勝
高知 17勝
川崎 11勝
園田 11勝
浦和 10勝
水沢 9勝
名古屋 9勝
盛岡 8勝
船橋 8勝
門別 7勝
笠松 7勝
佐賀 4勝
姫路 1勝
■JpnI
19年
南部杯、19年
全日本2歳優駿、21年
JBCクラシック、24年
川崎記念■JpnII
16年
さきたま杯■JpnIII
15年
マーキュリーC、19年
クイーン賞、24年兵庫GT、25年スパー
キングレディーC