◆第30回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月24日、東京競馬場・芝1800メートル、良)
勝ち馬にのちのG1馬が多数いる出世レースは2歳牡馬12頭で争われ、5番人気の
ゾロアストロ(美浦・
宮田敬介厩舎、父
モーリス)は2着。道中は後方から進み、直線は上がり最速の32秒7で追い上げたが、先に抜け出した勝ち馬に頭差届かなかった。
デビュー2戦目、7月の新潟(芝1800メートル)で初勝利。前走の
サウジアラビアRCでは1番人気に支持されたが3着。今回はメンコを外しての2度目の重賞挑戦で5番人気ながら、連対圈に入った。
今回が初コンビとなったトム・マーカンド騎手は惜しくも
JRA重賞初制覇はならなかった。
勝ったのは3番人気の
パントルナイーフ(
クリストフ・ルメール騎手)で勝ちタイムは1分46秒0。2着は5番人気の
ゾロアストロ(トム・マーカンド騎手)、3着は2番人気の
ライヒスアドラー(
佐々木大輔騎手)が入った。
マーカンド騎手(
ゾロアストロ=2着)「スタートをちゃんと出てくれて、いいポジションで運べました。3コーナーから徐々にふかしていって、完璧なレースはできました。ただ、いったん1頭だけになった時にフワッとしてしまって、そこで(ハミが)抜けてしまいました。また
バランスを整えて伸びてきたんですけど、その分の差だと思います。マイルよりは1800メートルの方がいいと思います」
佐々木大輔騎手(
ライヒスアドラー=3着)「メンコ(覆面)を着けたことでだいぶ落ち着きが出て、レースも上手でした。最後はもう少し広いところに出してあげたかったですね。最後だけは申し訳なかったです」
坂井瑠星騎手(
テルヒコウ=4着)「楽なペースで行けましたし、強い相手によく頑張ってくれたと思います」
杉原誠人騎手(
ラストスマイル=5着)「前回は楽に行かせてもらえましたが、今日は相手も強くなりましたし、まだ緩さが残っていて、そこまで行き脚がつくわけではないですからね。でも逃げた馬の後ろで我慢できましたし、最後まで食らいついてくれました。この馬にとってはレースの流れが不向きななかで走ってくれて、いい経験になったと思います。まだまだ確実に良くなってくれると思いますし、これから楽しみですね」
スポーツ報知