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【東京スポーツ杯2歳S】上がり最速の脚で追い詰めるもゾロアストロは2着 マーカンド騎手「完璧なレースはできました」

スポーツ報知
  • 2025年11月24日(月) 16時31分
◆第30回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月24日、東京競馬場・芝1800メートル、良)

 勝ち馬にのちのG1馬が多数いる出世レースは2歳牡馬12頭で争われ、5番人気のゾロアストロ(美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)は2着。道中は後方から進み、直線は上がり最速の32秒7で追い上げたが、先に抜け出した勝ち馬に頭差届かなかった。

 デビュー2戦目、7月の新潟(芝1800メートル)で初勝利。前走のサウジアラビアRCでは1番人気に支持されたが3着。今回はメンコを外しての2度目の重賞挑戦で5番人気ながら、連対圈に入った。

 今回が初コンビとなったトム・マーカンド騎手は惜しくもJRA重賞初制覇はならなかった。

 勝ったのは3番人気のパントルナイーフ(クリストフ・ルメール騎手)で勝ちタイムは1分46秒0。2着は5番人気のゾロアストロ(トム・マーカンド騎手)、3着は2番人気のライヒスアドラー(佐々木大輔騎手)が入った。

 マーカンド騎手(ゾロアストロ=2着)「スタートをちゃんと出てくれて、いいポジションで運べました。3コーナーから徐々にふかしていって、完璧なレースはできました。ただ、いったん1頭だけになった時にフワッとしてしまって、そこで(ハミが)抜けてしまいました。またバランスを整えて伸びてきたんですけど、その分の差だと思います。マイルよりは1800メートルの方がいいと思います」

 佐々木大輔騎手(ライヒスアドラー=3着)「メンコ(覆面)を着けたことでだいぶ落ち着きが出て、レースも上手でした。最後はもう少し広いところに出してあげたかったですね。最後だけは申し訳なかったです」

 坂井瑠星騎手(テルヒコウ=4着)「楽なペースで行けましたし、強い相手によく頑張ってくれたと思います」

 杉原誠人騎手(ラストスマイル=5着)「前回は楽に行かせてもらえましたが、今日は相手も強くなりましたし、まだ緩さが残っていて、そこまで行き脚がつくわけではないですからね。でも逃げた馬の後ろで我慢できましたし、最後まで食らいついてくれました。この馬にとってはレースの流れが不向きななかで走ってくれて、いい経験になったと思います。まだまだ確実に良くなってくれると思いますし、これから楽しみですね」

スポーツ報知

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