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【園田競馬 兵庫ジュニアグランプリ】トウカイマシェリ 鋭脚で制圧 鮫島克駿「思い描いた通り」

スポニチ
  • 2025年11月27日(木) 18時40分
 「園田金盃」とのダブル重賞開催となった27日の園田競馬11Rで2歳限定のダートグレード競走「第27回兵庫ジュニアグランプリ」(Jpn2、ダート1400メートル、12頭立て)がで行われ、3番人気のトウカイマシェリ(牝=栗東・高柳大、父ドレフォン)が後方から進出して4コーナーで先頭に立つと、内を突いた北海道所属の5番人気ゴッドバロックの追い上げを4分の3馬身差封じて1着。重賞初制覇を飾った。これでJRA勢は2017年のハヤブサマカオーから9年連続の制覇。2着にゴッドバロック、3着は2番人気のJRAラッキーキッド。1番人気のJRAローズカリスは5着に終わった。

 これがJRA勢の底力だ。トウカイマシェリが素晴らしい鋭脚で制圧した。スタートしてからは慌てず騒がず、じっくり流れに乗った。2角過ぎから徐々に進出。勝負どころの3角からグイグイ差を縮めると、直線はゴッドバロックと一騎打ち。最後は4分の3馬身差ねじ伏せてゴール。力強いレースで勝利を収めた。

 鞍上の鮫島克駿(29)は「序盤はゆっくり自分のリズムで、末脚を生かす競馬を先生と話していました。思い描いた通りのレースができました。距離も千四は持ってくれました」と理想の競馬で、会心の勝利をアピール。

 管理する高柳大輔師(48)は「いい状態でもってこれました。距離が長いのかなとか、いろいろと心配ごとはありましたが、全部吹っ飛ばしてくれました。鞍上が本当にうまく乗ってくれました」と愛馬と鞍上を絶賛した。

 今後へ向けて視界の広がる一戦になった。「芝でも走れるかなという気持ちもある。この後は中央のダート戦がほとんどないので、しっかり休ませて、次走に向かいたいと思います」と指揮官。芝では未勝利勝ちを収めており、芝砂兼用。スピードに加え、パワーも十分。この先のローテから目が離せない。

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