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香港カップ・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝2000メートル)=12月1日、栗東トレセン
初の海外遠征に挑む
ベラジオオペラ(牡5歳、栗東・
上村洋行厩舎、父
ロードカナロア)が国内最終追い切りを行った。上村調教師が手綱を執り坂路単走で54秒1―12秒1。ラストで反応を確かめられるとシャープに伸びた。「坂路で動く馬ではないので、これだけ動ければ十分、仕上がったとみていい。日本でやれることはやってきたつもりでいる」とトレーナーもうなずいた。
暑さが苦手なため、
天皇賞・秋をパス。10月29日に帰厩してしっかりと乗り込みを消化し、11月27日にはCWコースで6ハロンの自己ベストとなる79秒5。ラスト1ハロンも11秒1と鋭く伸びた。「中途半端な仕上げはしない」とトレーナー。海外G1初挑戦で国内外G1・3つめの称号を手にする。
また、同レースに参戦する
ロードデルレイはCWコース単走で5ハロン67秒8―11秒5。態勢が整わず
天皇賞・秋を回避したが「ここまでいい感じで上がって来ている。世界レベルで戦って、どこまで通用するか楽しみ」と中内田調教師は期待を込めた。2頭とも3日に出国を予定している。
スポーツ報知