「阪神JF・G1」(14日、阪神)
中京2歳S2着の
スターアニスは3日、松山が騎乗して栗東坂路へ。弾むような脚さばきで勢いよく坂を駆け上がり、最後まで余力を残しつつ4F54秒4-39秒6-12秒0の上々の時計を刻んだ。
ここまでは約2カ月間で3戦を経験したが、今回は3カ月ぶりと間隔があいた。高野師は「ジョッキーいわく『緩さを感じた』とのことですが、この時期の2歳牝馬。どんどん良くなる時期ですからね。少し大きくなって、負荷をかけても、ゆとりをもって受け入られるようになりました」と調整過程でたくましさが増している実感もある。
初の重賞挑戦となった前走は、牡馬相手、レコード決着のなか、勝ち馬とタイム差なしの2着。3着以下の後続を7馬身も突き放したあたり、ポテンシャルは高い。「強さはありましたね。今回はこのメンバーでどれだけやれるか」とトレーナー。初の千六、そしてG1。秘める底力がいよいよ試される。
提供:デイリースポーツ