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有馬記念の騎手別勝利数ランキング “レジェンド”と“グランプリ男”が1位タイ

  • 2025年12月15日(月) 17時00分
 12月28日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)には、連覇がかかるレガレイラ皐月賞馬のミュージアムマイル、春秋グランプリ制覇を狙うメイショウタバルなどが出走を予定している。“競馬界の総決算”をうたわれる一戦でかつて生まれた記録の数々とは。本稿では「騎手の勝利数」にスポットを当て、ベスト3を紹介する。

■1位 4勝 武豊騎手池添謙一騎手

 武豊騎手は90年にオグリキャップ、06年にディープインパクト、17年にキタサンブラックのラストランを飾り、一昨年はドウデュースで制して最多タイの4勝目。父の邦彦騎手も76年にトウショウボーイで勝っており、親子制覇も達成している。

 池添騎手は大舞台にめっぽう強く、時に“グランプリ男”とも称されるが、その異名にふさわしい活躍をみせている。09年のドリームジャーニーで勝ち、11年、13年には同馬の全弟にあたるオルフェーヴルで白星を挙げた。18年には3歳馬のブラストワンピースを導き、並みいる古馬を破った。

■2位 3勝 O.ペリエ騎手、C.ルメール騎手、田原成貴騎手、岡部幸雄騎手

 O.ペリエ騎手は唯一の3連覇。02年、03年にシンボリクリスエスで制すと、翌年にはゼンノロブロイとのタッグで秋古馬三冠を達成した。岡部幸雄騎手はシンボリルドルフで、84年に2馬身差、85年に4馬身差の圧勝を飾って、現役最強タッグを高らかにアピール。88年にはオグリキャップで3勝目を挙げた。

 田原成貴騎手、C.ルメール騎手はすべて違う馬で3勝している。前者は83年にリードホーユーで白星を飾ると、93年には中1年での出走となったトウカイテイオーを“奇跡の復活”へと導いた。95年にはマヤノトップガンで逃げ切り勝ちを収めた。

 ルメール騎手の国内GI初制覇となったのが05年の有馬記念ハーツクライディープインパクトを破る大金星だった。その後、JRAの通年免許を取得し、16年のサトノダイヤモンド、22年のイクイノックスと計3勝を挙げている。

■3位 2勝 野平祐二騎手、的場均騎手など

 2勝は計9人いる。昨年、戸崎圭太騎手レガレイラに騎乗して制し、14年ジェンティルドンナに続いて2回目の制覇。ほかには、野平祐二騎手がスピードシンボリとのタッグで69、70年に、的場均騎手がグラスワンダーとのコンビで98、99年に連覇している。

【ジョッキーの有馬記念勝利数】(敬称略)
・4勝
武豊
池添謙一

・3勝
O.ペリエ
C.ルメール
田原成貴
岡部幸雄

・2勝
戸崎圭太
蛯名正義
野平祐二
保田隆芳
的場均
大崎昭一
増沢末夫
高松三太
加賀武見

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