12月28日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)には、連覇がかかるレガレイラ、皐月賞馬のミュージアムマイル、春秋グランプリ制覇を狙うメイショウタバルなどが出走を予定している。“競馬界の総決算”をうたわれる一戦で、かつて生まれた記録の数々とは。本稿では「配当」にスポットを当て、ベスト3を紹介する。

■3位 2024年 3連単19万6520円

　菊花賞馬アーバンシック、ダービー馬ダノンデサイルが上位人気に推されたが、勝利したのは同世代の牝馬。レガレイラは2歳時にホープフルSを制したが、以後は牡馬相手に善戦止まり。直前のエリザベス女王杯で5着に敗れていたこともあり、5番人気で単勝10.9倍とやや人気薄だった。2着は大外枠をはねのけた10番人気シャフリヤール。3着は2番人気ダノンデサイルが粘りこんだ。

■2位 2007年 3連単80万880円

　天皇賞・春秋制覇を果たしたメイショウサムソンが人気を背負ったが、中団から伸びきれずよもやの大敗を喫した。代わってマツリダゴッホがGI初制覇。同年のAJCC、オールカマーを制した中山巧者が高いコース適性を発揮して、9番人気の伏兵評価を覆した。2着には5番人気のダイワスカーレット、3着には6番人気のダイワメジャーと中穴2頭が入って、難解な決着となった。

■1位 2008年 3連単98万5580円

　ダイワスカーレットが1番人気に応えて逃げ切ったが、相手には14番人気、10番人気を連れてヒモ荒れ。2着アドマイヤモナークは同年春に日経新春杯、ダイヤモンドSを制していたが、秋は天皇賞(秋)とジャパンCでともに12着と大敗し、評価を大きく落としていた。3着エアシェイディは重賞での好走歴も多かったが、08年は掲示板止まりの争いが目立ち、伏兵の一角に過ぎなかった。

【有馬記念の3連単配当ランキング】
1位 2008年 98万5580円
2位 2007年 80万880円
3位 2024年 19万6520円
4位 2015年 12万5870円
5位 2014年 10万9590円