12月6日(土)は中山・阪神・中京の3場開催。金曜正午の馬場状態は3場全て芝ダートともに良となっている。
■ステイヤーズSで
クロミナンスが重賞初制覇を狙う
中山11Rは芝3600mのステイヤーズS(GII)。
クロミナンスは前走の
オールカマーこそ10着に敗れたが、それまではAJCC3着、
日経賞2着、
目黒記念3着、
アルゼンチン共和国杯2着と重賞戦線で好走を続けていた。今回は距離延長となるが、巻き返しを期して重賞初タイトルを狙う。対するは前走の
アルゼンチン共和国杯で6着だったが3走前の
目黒記念で2着している
ホーエリート、2走前の
京都大賞典で3着に入った
ヴェルミセルなど。
■
鳴尾記念で
オールナットの連勝なるか
阪神11Rは芝1800mの
鳴尾記念(GIII)。
オールナットは前走のチャレンジCで勝利し重賞初制覇を飾った。3走前の
大阪城Sでも3着に入っており、阪神コースとの相性も良好。外回りでその末脚の破壊力が増しそうで、重賞連勝を狙う。対するは前走のしらさぎSで5着、3走前の
大阪城Sを勝利している
デビットバローズ、前走のチャレンジCで2着に入った
グランヴィノスなど。
■
飛騨Sは
レディマリオンが中心
中京11Rは芝1400mの
飛騨S(3勝)。
レディマリオンは半兄に
朝日杯FSを制した
アルフレードがいる血統。4走前の
丹波特別を勝利し、その後も豊明Sで2着に入るなどこのクラスでも通用する力を見せている。ここでクラスを突破してOP入りなるか。対するは前走の
奥多摩Sで3着だった
ユハンヌス、前走の東山Sで5着ながら2走前の
宇治川特別を勝利している
ミストレスなど。
■妙見山Sは
ドラゴンウェルズに好機
阪神10Rはダート1200mの妙見山S(3勝)。
ドラゴンウェルズは3走前の2勝クラスを勝利して昇級すると、前走の
秋嶺Sでも2着と好走した。短距離ダートで安定していて、ここでクラス突破を狙う。対するは現級で連続2着の
ショウナンアビアス、前走で2勝クラスを勝ち上がった
タカネノハナコサンなど。
■
中京日経賞で
ビッグドリームが惜敗続きに終止符を打つか
中京10Rはダート1200mの
中京日経賞(2勝)。
ビッグドリームは4戦連続現級で2着。近3走は特に接戦での惜敗で、ここで惜敗続きに終止符を打つか。対するは昇級初戦も前走が強かった
ゼットエール、昇級初戦の前走が好内容の
ミスエルなど。
■
鹿島特別で
ブルータスがクラス突破を狙う
中山10Rはダート1800mの
鹿島特別(2勝)。
ブルータスは2走前に芝の
セントライト記念に挑戦して9着だったが、ダートに戻った前走の
菅名岳特別では3着と好走した。ここで改めて注目したい。対するは前走で1勝クラスを圧勝した
レイバックスピン、前走の三鷹特別で2着に入った
ホレーショなど。
■
葉牡丹賞は大型馬
ザーフィルの走りに注目
中山9Rは芝2000mの
葉牡丹賞(2歳・1勝)。
ザーフィルは新馬戦を勝利した後、前走の
芙蓉Sでは3着に入った。540kgを超える大型馬で、まだ体を持て余しながらこの内容なら素質は十分。同舞台での経験を活かし、2勝目を狙う。対するは前走の
芙蓉Sで2着に入り
ザーフィルに先着した
アメテュストス、一度使われて一変した
ポルフュロゲネトスなど。
■さざんか賞で
カイショーが巻き返しを狙う
阪神9Rは芝1200mのさざんか賞(2歳・1勝)。
カイショーは新馬戦を圧勝して臨んだ函館2歳Sで3着。続く
りんどう賞は距離もあってか8着に敗れたが、距離短縮のここで巻き返しが期待される。対するは使いながら良化している
フォーゲル、前走で素晴らしい
スピードを見せた
トップアタックなど。
■こうやまき賞は
ラフターラインズの連勝なるか
中京9Rは芝1600mのこうやまき賞(2歳・1勝)。
ラフターラインズは前走の2歳未勝利を勝利。新馬戦でも2着に入っており、崩れない走りが魅力だ。連勝を狙う。対するは前走で新馬勝ちした
アーリーハーベスト、同じく新馬戦を勝ち上がった
オーライカモンなど。
■中山5Rの新馬戦で
ディープモンスターの半弟
エースフライトなどがデビュー
中山5Rは芝2000mの新馬戦。
・半兄に25年
京都大賞典を勝った
ディープモンスター(
父ディープインパクト)がいる、
コントレイル産駒の
エースフライトが
戸崎圭太騎手でデビューする。
・セレクトセール1歳4000万円(税抜き)、全兄に25年
アルゼンチン共和国杯を勝った
ミステリーウェイ(父
ジャスタウェイ)がいる、
ジャスタウェイ産駒の
レフィノスが
横山武史騎手でデビューする。
・半姉に25年
福島記念を勝った
ニシノティアモ(父
ドゥラメンテ)がいる、
ハービンジャー産駒の
ニシノカーロが
野中悠太郎騎手でデビューする。
■阪神5Rの新馬戦でセレクトセール1億2500万円の
カパルア、
ダノンプレミアムの半弟
ドンテスタマスターなどがデビュー
阪神5Rは芝2000mの新馬戦。
・半兄に17年
朝日杯FSなど、重賞5勝を挙げた
ダノンプレミアム(
父ディープインパクト)がいる、
コントレイル産駒の
ドンテスタマスターが
坂井瑠星騎手でデビューする。
・セレクトセール当歳1億2500万円(税抜き)
ブリックスアンドモルタル産駒の
カパルアが
横山典弘騎手でデビューする。
・10年阪神牝馬S(GII)を勝った
アイアムカミノマゴの仔で、
レイデオロ産駒の
ロスニーニョスが
古川吉洋騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
松若風馬騎手、
JRA通算500勝まであと2勝、中山で2鞍に騎乗。