◆第59回ステイヤーズS・G2(12月6日、中山競馬場・芝3600メートル、良)
平地最長、師走の名物重賞は14頭で争われ、1番人気の
クロミナンス(牡8歳、美浦・
尾関知人厩舎、父
ロードカナロア)は、勝ち馬の後ろから直線追い込むも3着だった。
8歳でも4度の長期休養があり今回が16戦目。G2は2着と3着2度ずつで、前走の
オールカマー10着から巻き返しての重賞初制覇はならなかった。
06年に
トウカイトリックでの2着がある
クリストフ・ルメール騎手も当レース初勝利がかかっていたが、お預けとなった。
勝ったのは2番人気の
ホーエリート(
戸崎圭太騎手)。勝ちタイムは3分47秒2。2着は5番人気の
マイネルカンパーナ(
津村明秀騎手)が入った。
クリストフ・ルメール騎手(
クロミナンス=3着)「残念。少しペースが遅かった。手応えは良かったけど、広いスペースがなかった。差はつめているけど…」
荻野極騎手(
ブレイヴロッカー=4着)「本当は壁を作りたかったが、それができずに力みながら走っていました。それでも最後は反応したし、距離もいいですね」
菅原明良騎手(
ワープスピード=5着)「稽古からすごく調子が良くて、ゲートもしっかり出ましたし、道中もすごくハミを取って元気いっぱいでした。ここ最近は結果が出ていませんでしたが、走ることが分かって良かったです」
松若風馬騎手(
ヴェルテンベルク=6着)「思ったよりゲートも出ましたし、初めての長い距離でも乗りやすかったです。馬の具合は良さそうでしたし、最後もバテているわけではないです」
佐々木大輔騎手(
チャックネイト=7着)「外枠だったぶん、内に入れたい意識が強すぎました。結果的にポジションを取っても良かったかもしれません。あのポジションになった割に終始力んでいて、最後もモタモタして伸びきれませんでした」
鮫島克駿騎手(
ヴェルミセル=8着)「ペースが遅くて瞬発力勝負になってしまいました。それを考えながら乗りましたが、もう少し上がりのかかる展開になってほしかったです」
トム・マーカンド騎手(
シルブロン=9着)「昨年は全てが完璧にうまくいったが、今年はちょっとずつズレてしまった。スタートも遅くて、ペースも遅くなり、この馬にとっては不利な展開になった。最後も伸びてはいるが…」
石橋脩騎手(
メイショウブレゲ=10着)「馬の調子はすごく良さそうでした。
目黒記念で先行してもう一つだったので、後ろからいってはまるかはまらないかのレースをしました。今日の馬場とペースでどうかなというのもありますが、最後まで走ってくれています」
林徹調教師(
ラスカンブレス=11着)「初の3600メートルでもジョッキーに折り合いをつけてもらって、我慢ができました。収穫がある内容でした」
石川裕紀人騎手(
ミクソロジー=12着)「2番手でスムーズに運べましたが、最後は気持ちが切れていました」
菅原隆一騎手(
ワイズゴールド=13着)「格上挑戦でどこまでやれるかが課題でしたが、自分の速度で追走して走り切れたし、収穫のあるレースでした」
吉田豊騎手(
ピュアキアン=14着)「気分良く道中はいけて、芝の走りは悪くなかったです。3、4コーナーでペースアップすると、やはりついていけませんでした。それを見越して向こう正面からペースは上げましたが、馬場が良すぎるところがありましたし、この芝では厳しかったです」
スポーツ報知