12月28日(日)に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。“競馬界の総決算”とも称されるドリームレースには、連覇を狙う
レガレイラ、春秋
グランプリ制覇がかかる
メイショウタバル、
皐月賞馬の
ミュージアムマイルなどが顔を揃えた。本稿では過去10年の「ローテ」から、的中へのヒントを探ってみたい。
近年は秋古馬三冠すべてに出走することが少なくなった。間隔をあけて
天皇賞(秋)からの臨戦、
ジャパンCと秋2戦のみというパターンもある。
有馬記念のローテ別成績を見てみると、
天皇賞(秋)組が【3-2-1-12】と安定している。続いて
ジャパンC組が【2-3-4-41】。
菊花賞組が【2-1-3-10】で、
エリザベス女王杯組が【1-2-1-21】だった。
凱旋門賞など海外から帰国初戦の馬も【1-2-1-10】とまずまず。一方、前走GI以外で勝利したのは、15年
ゴールドアクターのみ。同馬は1000万下、1600万下、
アルゼンチン共和国杯と3連勝を飾って勢いがあった。
前走着順にも注目したい。前走1着馬が【5-2-4-28】の好成績で、勝利した全10頭は前走5着以内。かたや前走6着以下の馬は【0-3-2-62】と振るわない。大幅な巻き返しは望みにくく、買い目に加えるにしても、ヒモまでにしたほうがよさそうだ。
23日昼時点の出走予定馬で、前走GIかつ5着以内なのは、
エキサイトバイオ、
エルトンバローズ、
ジャスティンパレス、
ダノンデサイル、
マイネルエンペラー、
ミュージアムマイル、
レガレイラの7頭。データ的にはこの中に1着馬が隠れていそうだ。