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【香港カップ】ベラジオオペラ闘魂注入! 上村師“愛のムチ”2発「こちらに来て慣れ過ぎている感じが…」

スポニチ
  • 2025年12月11日(木) 05時30分
 JRAが馬券発売する香港国際競走(14日、シャティン)の最終追い切りが10日、シャティン競馬場で行われた。香港カップ(芝2000メートル)に出走するベラジオオペラ(牡5)は上村師を背に芝コースへ。ステッキ2発で気合を入れられた。また、現地で取材する東京本社・高木のコラム「香港日記」もスタート。出走メンバー、枠順は11日に確定する。

 シャティンの朝に左ムチ2発の号令が高く響いた。芝コース単走で追い切ったベラジオオペラ。その背で直々に気合を注入したのが上村師だ。

 「落ち着いているのはいいことなんだけど、こちらに来てなんぼか慣れ過ぎている感じがした。気合を入れたので変わってくると思う」

 最終リハは残り1200メートル地点からスタート。序盤はリラックスし、3〜4角で徐々にペースを上げる。師の“愛のムチ”が入ったのは直線半ば。左ムチ2発で促すと、グッとフットワークに力がこもる。ゴール板を過ぎても勢いは止まらず、本番さながらの迫力で駆け抜けた。時計は6F82秒6〜ラスト2F22秒1。師は「雨でソフトな馬場になったのでダメージが少なく終えることができたのは良かった。(栗東)トレセンで仕上げているので、あとはメンタル一つというところ」と納得の表情を浮かべた。

 国内では輸送直後からレースにかけての時間でテンションを上げていくタイプ。しかし、滞在調整の今回は輸送から本番までの時間が長い。海外初遠征での微妙な変化を師は敏感に感じ取った。「入厩直後はピリッとしていたが、(すぐに)本番がないと分かってだんだんとなじんできた」。11月27日には栗東CWコースで自己ベストを更新する6F79秒5。上村師は「馬は完成の域に入っていると思う」とフィジカル面には太鼓判を押す。心技体で唯一、欠けていた“心”をこの日補った。

 レコード決着の4月大阪杯で2連覇を達成。芝10Fカテゴリーでの国内最強格は疑いようがない。残暑の残る天皇賞・秋をパスし、距離が長いジャパンC、有馬記念は回避。大目標をここ一戦に定めた師は「距離、右回り、シャティンのコース形態、脚質的に馬場も合う。勝つつもりで来た」と力強く宣言する。“世界最強格”ロマンチックウォリアーが相手でも、引くつもりは毛頭ない。

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