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有馬記念・G1」(28日、中山)
JRAは11日、
有馬記念のファン投票(有効投票総数685万2342票)の最終結果を発表した。連覇を狙う
レガレイラ(牝4歳、美浦・木村)が、昨年の
ドウデュースが記録した47万8415票を大きく上回る61万2771票の史上最多得票で1位に輝いた。今秋は
オールカマー→
エリザベス女王杯を連勝。パンチアウトで25年を締めくくる。最終登録を行った馬のうち、ファン投票上位10頭に優先出走権が与えられ、残る6頭は出走馬決定賞金順で決まる。
歴代最多得票を獲得してファン投票1位に輝いたのは、前走の
エリザベス女王杯で3つ目のG1タイトルを手にした
レガレイラ。管理する木村師は「投票にご参加いただきました全てのファンの皆さまに、関係者の一人として改めて御礼申し上げます。そのなかでも、
レガレイラが史上最多の得票を頂けたということで、管理調教師として重ねて御礼申し上げます」と感謝を伝えた。
今回は、昨年の
エリザベス女王杯(5着)以来となるルメールとコンビ復活。名手もファン投票1位を喜んだ。「改めて乗れますから、すごくうれしいです。今年、いい結果を出していたからね」と笑みをのぞかせ、「今年も
有馬記念で大きなチャンスがあります」と連覇に力を込めた。
61万2771票を集めての
グランプリ参戦。「すごいいい馬。G1をたくさん勝ちました。人気馬になりましたね。ファンにありがたいです」とスターホースの仲間入りに感謝する。
日本での重賞初制覇は05年
有馬記念だった。
ハーツクライで無敗の3冠馬
ディープインパクトを打ち破った。「日本で最初に勝ったG1ですから。昔からレジェンドホースが優勝します。僕にとっては特別。もちろん、勝ちたいです」と
グランプリに向けて意気込んだ。
10日には美浦Wで6F82秒6-38秒8-12秒2をマーク。単走で軽快に駆け抜けた。木村師は「レースまでファンのお一人お一人の気持ちに添うべく、われわれも努めていきたいと思います」と決意表明。課題のゲートも入念に練習し、Vへの準備は着々と進んでいる。
提供:デイリースポーツ