14日(日)、香港のシャティン競馬場で行われた
香港カップ(G1、芝2000m)は地元香港の
ロマンチックウォリアーが完勝、このレース4連覇とした。日本から参戦した
ベラジオオペラ(牡5、栗東・
上村洋行厩舎)は1馬身4分の3差の2着、
ローシャムパーク(牡6、美浦・
田中博康厩舎)は5着だった。
レース後の関係者のコメント
2着
ベラジオオペラ(
上村洋行調教師)
「スタートは少し出負け気味でしたが、二の脚ですぐに良い位置を取れたので、そこからは自分のいつもの
スタイルだったなというところでした。相手は
ロマンチックウォリアー1頭だと思っていたので、その後ろにいれば道は開くのかなと思っていたので、最後もよく頑張って食らいついてはいるのですが、相手がなかなか手強かったです。
初めての海外遠征でしたが、環境の変化にも上手に対応してくれたと思います。もう本当に、ここは勝つつもりで挑戦してきていたので、正直本当に悔しいですが、勝った
ロマンチックウォリアーがやぱり強かったですね」
(
横山和生騎手)
「しっかりと仕上げていただいて、状態は申し分なかったと思います。スタートも上手に出ていますし、いろいろとレースプランは考えていましたが、結果的に良い形におさまりました。結果は惜しかったですが、
ベラジオオペラは頑張ってくれたかなと思います。
ロマンチックウォリアーには思っていたより追いつけそうで追いつけませんでしたが、あそこまでしっかり迫ってくれたのは本当に感謝しています。
新しい環境でもしっかりと力を出し切ってくれるあたり、本当に素晴らしいと思いますし、こうやって一緒にレースに乗れたのはとても幸運なことだと思います。本当に相手は素晴らしい馬でしたが、やぱり勝ちたかったのが正直な気持ちです。ただ、
ベラジオオペラも素晴らしい走りを見せてくれたので、これからも彼を応援してくれると嬉しいです」
5着
ローシャムパーク(
C.ルメール騎手)
「すごく良い状態でした。スタートから優しく乗りたかったので、7頭立ての一番後ろで冷静に走れるので、向正面ではちょうど良い感じでした。残念ながらこのレースもペースが少し遅く、
ローシャムパークにはこういうペースはあまり合わないです。残念ながら3コーナーで少しぶつけられて、大外になってすぐにハミを取ったので、早めに大外から進んでいきましたが、ゴールまで頑張ってくれました。3着、4着だったら嬉しかったですが、特に2000メートルでは、もっと良いペースが欲しかったです。ですが、良く頑張ってくれました。
ローシャムパークは海外が好きで、返し馬の時はすごく良い感じでしたし、自信が上がってきましたが、香港の競馬は難しいです。良く頑張ってくれましたが、完璧なレースはできずに5着でした。けれども、もう少し良い結果が欲しかったです。
(
ルメール騎手が騎乗した3頭について)残念ながら優勝できませんでしたが、ファンの皆さんの応援はとてもありがたいです。また海外で、日本馬で頑張りましょう。本当にありがとうございました」
(
JRA発表による)
ラジオNIKKEI