レガレイラ(牝4、美浦・
木村哲也厩舎)が、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で史上初となる牝馬の連覇を狙う。
レガレイラは父
スワーヴリチャード、母ロカ、母の父
ハービンジャーの血統。母は15年クイーンCの3着馬。半兄の
ドゥラドーレスは今年の
エプソムC、
七夕賞、
オールカマーの2着馬。とりわけ
オールカマーでは
レガレイラとの妹兄ワンツーを決めて話題となった。また、イトコの
アーバンシックと
ステレンボッシュは同い年のクラシックホース。さらに曾祖母は名繁殖牝馬の
ウインドインハーヘアなので、
ディープインパクトや
レイデオロ、
有馬記念に出走予定の
アドマイヤテラと同じ一族となる。
ここまで11戦5勝。23年の
ホープフルSでGI初制覇。その後はもどかしいレースが続いたが、24年の
有馬記念で2つ目の
ビッグタイトルを獲得した。そして今年は始動戦の
宝塚記念こそ11着に大敗したものの、秋を迎えて
オールカマーを快勝。前走の
エリザベス女王杯でGI・3勝目を手にしている。迎える今回はディフェンディングチャンピオンとして堂々の参戦。中山は4戦3勝と相性良し。主戦の
戸崎圭太騎手が騎乗できないものの、元主戦の
C.ルメール騎手の手綱なら頼もしい。
1年前は3歳牝馬として64年ぶりの戴冠を果たして話題となったが、今年は牝馬として史上初の連覇がかかる。強豪牡馬を打ち負かし、歴史に名を残すことを期待しよう。