業界内で大きな注目を集めたTBS系列ドラマ、日曜劇場『ザ・
ロイヤルファミリー』。最終回では、作中の競走馬「
ロイヤルファミリー」が
有馬記念を惜敗し、引退を撤回してからの1年間を描いた
ラストシーンが競馬ファンを中心に話題を呼んだ。
そのシーンでは「
ロイヤルファミリー」が
大阪杯、
天皇賞(春)を制し、
凱旋門賞を優勝。さらに
ジャパンカップ、
有馬記念の優勝レイが映し出され、歴史に残る輝かしい戦績を残したことが示されていた。
もし実際にこんな1年を送った競走馬が現れたら―そこで今回は、
ロイヤルファミリーが今年同じ成績を挙げた場合の獲得賞金を試算してみた。海外競走については、
JRAが発表した25年の海外競走における通貨換算表を基に、1米ドル=157.02円、1ユーロ=163.13円で換算する。
■各レースの着順と賞金(戦績はドラマに準拠、25年想定)
大阪杯 1着:3億円
天皇賞(春)1着:3億円
凱旋門賞 1着:285万7000ユーロ(日本円で約4億6600万円)
ジャパンC 1着:5億円
有馬記念 1着:5億円
■レース結果に伴う褒賞金(2025年想定)
凱旋門賞を制した日本調教馬が
ジャパンCを制した場合の褒賞金:200万米ドル(約3億1400万円)
同一年に
大阪杯・
天皇賞(春)・
宝塚記念・
天皇賞(秋)・
ジャパンC・
有馬記念のうち3競走を制した馬に与えられる褒賞金:2億円
上記の金額を合計すると、1年で約25億8000万円にのぼる。日本競馬史に残る快挙を成し遂げ、圧巻の戦績はもちろん、もし現実に存在していたなら、その賞金額もまさに規格外といえるものだろう。競馬ファンはもちろん、日本中を魅了した日曜劇場『ザ・
ロイヤルファミリー』。ドラマは最終回を迎えたが、その余韻と熱気はしばらく続きそうだ。