「朝日杯FS・G1」(21日、阪神)
無傷2連勝で
デイリー杯2歳Sを制した
アドマイヤクワッズが17日、栗東坂路で最終リハ。1週前のCWで負荷をかけたとあってソフトな調整だったが、リズムのいいフットワークで好調をアピールした。
アドマイヤクワッズは栗東坂路を単走。先週のCWで負荷をかけられているとあって、最終リハはソフトに追われた。ハミを取らせながらも無理をせず、軽快に動いて4F54秒8-12秒9。重心は低く、
バランスも取れており、態勢はしっかりと整った印象だ。
以下、
友道康夫調教師との一問一答。
◇ ◇
-追い切りの感触は。
「1週前に坂井騎手が騎乗してくれたのですが『デイリー杯(2歳S)に比べて、走るフォームが大きくなって成長を感じました』と言ってくれました。その先週は栗東CWで負荷をかけたので、今週は坂路であまり気を乗せないように。もともと坂路では動かない馬なので、そんなに速い時計ではなかったですが、走るリズムは良く、しっかりと走れている。いい状態で臨めると思いますよ」
-新馬、
デイリー杯2歳Sの連勝を振り返って。
「新馬戦は行きっぷりでアレッ?と思う面もありましたが、2走目はしっかりとハミを取って動いてくれましたからね。際どい競馬でしたが、瞬発力と勝負根性も見せてくれました。エンジンが掛かるのが速いし、最後まで持続する。それがいいところですね」
-前走後は。
「ここまでの2戦と違って放牧に出しましたが、ガス抜きができて、いいリフレッシュになりました。帰厩後の気配も順調そのものです。ダメージが残るタイプでもなく、オンオフのしっかりとした馬で無駄なことをしないですね」
-舞台は阪神芝マイルに。
「血統的に距離はもちそうで、体形的に見ると千八前後だと感じています。阪神の外回りのマイルはクワッズにとって一番いい舞台設定だと思いますよ」
-雨予報もありますが。
「
スピードだけではなく、ケイコでは(ウッド)チップで動けているように
パワーもあります。この時期の2歳馬としてはしっかりとしている。ドボドボの馬場になるとどうかとは思いますが、そこまでは悪化しないでしょうから」
提供:デイリースポーツ