異例のローテで待望の
ビッグタイトルを手にするか。
サンライズジパング(牡4、栗東・
前川恭子厩舎)が
鮫島克駿騎手とのコンビで
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)に参戦する。
同馬は父
キズナ、
母サイマー、母の
父Zoffanyの血統。
ホープフルSで3着に好走すると、続く
若駒Sを制し、
皐月賞、
日本ダービーにも駒を進めた。また、
JBC2歳優駿で
フォーエバーヤングの2着に入ったほか、昨年の
不来方賞、
みやこS、今年の
名古屋グランプリと重賞3勝。まだGI/JpnIには手が届いていないが、芝、ダート双方で実績を残している。
前走ダートからの
有馬記念参戦は珍しい。
グレード制導入以降では、96年
ホクトベガ、97年
タイキブリザード、02年
イーグルカフェ、04年
アドマイヤドン、12年
トゥザグローリーの5例のみ。勝利すれば史上初の快挙となる。また、前川師と鮫島騎手にとっても初のGI制覇がかかる一戦。2歳時に暮れの
ホープフルSで3着だったように、時計を要す時季の中山は悪くない。ファンや関係者をアッと言わせる激走を見せてほしい。