「
有馬記念・G1」(28日、中山)
連覇を狙う
レガレイラを筆頭に、春秋
グランプリ制覇が懸かる
メイショウタバル、3歳の雄
ミュージアムマイル、そして昨年のダービー馬
ダノンデサイルなど今年も多彩なメンバーが顔をそろえた。その中からデータ班がイチ推しするのは
レガレイラ。17年覇者
キタサンブラックに並ぶ49ポイントを獲得したように断然の存在だ。久々にコンビを組むルメールに導かれ、史上初の牝馬による連覇を果たすとみた。2位は4ポイント差で
ダノンデサイル、さらに3ポイント離れた3位に
メイショウタバルが続いた。
▼傾向(過去10年)
▽人気
1番人気〈5・1・0・4〉
2番人気〈2・1・3・4〉
3番人気〈1・1・3・5〉
4番人気〈0・0・2・8〉
5番人気〈1・2・0・7〉
連対馬の組み合わせは(8、5)(1、2)(1、8)(3、1)(2、3)(1、11)(1、5)(1、6)(2、7)(5、10)番人気。1番人気馬は勝率50%、連対率60%と信頼度はまずまず。15年が8番人気
ゴールドアクター、24年が5番人気
レガレイラがVも、勝ち馬8頭が3番人気以内。基本的に伏兵馬は2着までの傾向。
【1】
ステップ天皇賞・秋〈3・2・1・12〉
ジャパンC〈2・3・4・41〉
菊花賞〈2・1・3・10〉
エリザベス女王杯〈1・2・1・21〉
コックスプ〈1・0・0・1〉
AR共和国〈1・0・0・8〉
凱旋門賞〈0・1・1・6〉
BCターフ〈0・1・0・2〉
勝ち馬の前走は
天皇賞・秋、
ジャパンC、
菊花賞、
エリザベス女王杯、
コックスプレート、AR共和国杯の6レースで、今年該当するのは
菊花賞、
コックスプレートを除く4レース。
勝ち馬全頭が前走掲示板を確保。G1経由なら5着以内、AR共和国杯組は勝利していることがV条件となる。
天皇賞・秋、
ジャパンC、
エリザベス女王杯5着以内、AR共和国杯勝ち馬は10点。
天皇賞・秋、
ジャパンC、
エリザベス女王杯6着以下、そして、その4レース以外のG1連対馬が8点。G1(
ジャパンC、
天皇賞・秋、
エリザベス女王杯を除く)3着以下馬と重賞連対馬は6点、その他の馬は4点とする。
また、前走が国内戦だった3着以内馬26頭中24頭が前走で5番人気以内に支持されていた。これに該当しない馬は減点1とする。
【2】性齢・所属
3歳馬〈5・2・3・16〉
19・2%
26・9%
4歳馬〈3・5・1・34〉
7・0%
18・6%
5歳馬〈2・2・5・44〉
3・8%
7・5%
6歳馬〈0・1・1・20〉
0%
4・5%
7歳以上〈0・0・0・15〉
0%
0%
※率は上が勝率、下が連対率
全勝ち馬が3〜5歳馬で、勝率、連対率ともにトップの3歳馬に注目。3歳馬は10点、4歳馬が8点、5歳馬が6点、6歳以上馬は4点。
美 浦〈5・2・3・43〉
栗 東〈5・8・7・86〉
勝利数は同じだが、勝率にすると美浦所属馬が
ダブルスコアでリード。美浦所属馬は1点加点。また、牝馬は〈3・3・2・31〉とまずまずで加点、減点ともなし。
【3】実績
勝ち馬全馬が芝重賞覇者で、うち7頭が3勝以上をマークしていた。また、同8頭にG1勝ちがあった。重賞3勝以上のG1馬が10点、重賞2勝以下のG1馬が8点、重賞3勝以上のG1未勝利馬が6点、重賞2勝以下のG1未勝利馬が4点、重賞未勝利馬は2点。なお、勝ち馬9頭に同年の重賞V実績があり、これに該当しない馬は減点1とする。
【4】騎手(当欄のみ過去10年に限らず)
武 豊〈4・8・2・19〉
池 添〈4・0・0・10〉
ルメール〈3・5・2・8〉
戸崎圭〈2・0・0・7〉
北村友〈1・0・0・0〉
横山武〈1・0・0・3〉
Cデムーロ〈0・1・1・4〉
松 山〈0・1・0・5〉
川 田〈0・1・0・11〉
坂 井〈0・0・0・3〉
鮫島駿〈0・0・0・1〉
丹 内〈0・0・0・1〉
※団野、松本、西村淳は初騎乗、
アラタの鞍上は未定
過去10年全てで外国人騎手が最低一人は3着以内に入っている。
最多4勝を挙げ、12連対の
武豊が10点。
武豊と並び4勝の池添と3勝マークで複勝率50%超のルメールが9点。2勝の戸崎圭が7点で1勝の横山武、北村友が5点。連対経験のあるC・デムーロ、松山、川田が4点で、そのほかの騎手は3点。その上で、外国人騎手は全員1点加点する。
【5】決め手
逃 げ〈1・0・3・6〉
先 行〈5・3・2・23〉
差 し〈2・6・3・52〉
追 込〈0・1・2・47〉
まくり〈2・0・0・1〉
勝ち馬の本番4角通過は3、3、1、4、9、3、5、3、3、3番手。勝ち馬8頭が前走の4角を5番手以降で通過。また、同9頭が直近2走以内(芝戦のみ)に一度はメンバー最速上がりをマークしていた。両該当馬が10点、片方該当馬が8点、どちらにも該当しない馬は6点とする。なお、前走海外出走馬において通過順は馬柱の前走欄を参考に、上がりは国内近2走のものとする。
◇ ◇
トップ評価は昨年から9ポイント上乗せし、驚きの49ポイントを獲得した
レガレイラ。2位以下に大きな差をつけており、データ的には史上初の牝馬による連覇へ向けて視界良好だ。4ポイント差の2位につけたのは昨年のダービー馬
ダノンデサイル。45ポイントは例年なら1位評価となるところだが…何とも相手が悪かった。昨年つけられた着差は0秒2。果たして逆転することができるか。5位以下は大きく離れており、3位
メイショウタバル(42ポイント)、4位
ミュージアムマイル(41ポイント)までの争いになりそう。
提供:デイリースポーツ