30日、東京競馬場で行われた第28回
ジャパンC(3歳上、GI・芝2400m)は、
M.デムーロ騎手騎乗の9番人気(単勝41.0倍)
スクリーンヒーロー(牡4、美浦・
鹿戸雄一厩舎)が、好位から直線に向いて伸びるとゴール前で抜け出し、大外から追い上げた1番人気
ディープスカイを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分25秒5(良)。2番人気
ウオッカは3番手から馬群を割って伸び、さらに3/4馬身差の3着だった。
勝った
スクリーンヒーローは、
父グラスワンダー、
母ランニングヒロイン(
その父サンデーサイレンス)。祖母は
ダイナアクトレス(
毎日王冠-GIIなど重賞5勝)。伯父に
ステージチャンプ(
日経賞-GII)、伯母に
プライムステージ(札幌3歳S-GIII)、従兄に
マルカラスカル(06年
中山大障害-JGI、08年
中山グランドジャンプ-JGI)がいる血統。
06年11月に美浦・矢野進厩舎からデビューし、3戦目で初勝利。07年
ラジオNIKKEI賞(GIII)2着、
セントライト記念(GII)3着など重賞でも好走を見せ、骨折による11か月の休養を挟んで転厩初戦となった今年8月の
支笏湖特別(1000万下)で3勝目を挙げた。続く
札幌日経OP(OP)、
オクトーバーS(1600万下)はいずれも2着に敗れたが、格上挑戦だった前走の
アルゼンチン共和国杯(GII)で重賞初制覇。今回がGI初出走だった。通算成績17戦5勝(重賞2勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。