25日、
名古屋競馬場で行われた第32回
名古屋大賞典(4歳上、交流GIII・ダート1900m、1着賞金3000万円)は、
岩田康誠騎手騎乗の1番人気(単勝1.3倍)
スマートファルコン(牡4、栗東・
小崎憲厩舎)がスタートからハナを奪い、2番人気
ワンダースピードの追撃を1/2馬身差抑え逃げ切った。勝ちタイムは2分01秒8(良)。さらに5馬身差の3着に3番人気
メイショウトウコンが入った。
勝った
スマートファルコンは、
父ゴールドアリュール、
母ケイシュウハーブ(
その父ミシシッピアン)。半兄に99年
東京大賞典(交流GI)を勝った
ワールドクリーク(
父マジックミラー)がいる血統。
07年10月にデビュー。昨年は
皐月賞(GI、18着)にも出走したが、その後ダート戦線へ路線変更。
ジャパンダートダービー(交流GI)で
サクセスブロッケンの2着に入り、
白山大賞典(交流GIII)で重賞初制覇。続く
JBCスプリント(交流GI)2着後、彩の国
浦和記念(交流GII)を7馬身差、兵庫ゴールドT(交流GIII)を4馬身差、前走の
佐賀記念(交流GIII)を4馬身差で圧勝してここに臨んでいた。通算成績15戦9勝(うち地方7戦5勝、重賞5勝)。
【岩田騎手のコメント】
「
佐賀記念の時より状態は良くなっていて、今後さらに良くなると思います。地方の小回りならスピードで押し切れますね。秋にはここ(名古屋)で行われるJBCを目指しています」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。