3日、京都競馬場で行われた第139回
天皇賞・春(4歳上、GI・芝3200m)は、
松岡正海騎手騎乗の12番人気(単勝46.5倍)
マイネルキッツ(牡6、美浦・
国枝栄厩舎)が、中団のインコースから徐々に進出すると、直線で内を突いて抜け出し、4番人気
アルナスラインをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは3分14秒4(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には5番人気
ドリームジャーニーが入った。1番人気
アサクサキングスは9着、2番人気
スクリーンヒーローは14着、3番人気
モンテクリスエスは12着にそれぞれ敗れている。
勝った
マイネルキッツは、
父チーフベアハート、母は
JRA5勝の
タカラカンナ(
その父サッカーボーイ)。同厩の半妹に昨年の
福島牝馬S(GIII)を勝った
マイネカンナ(牝5、
父アグネスタキオン)がいる血統。
05年9月のデビューから2戦目で初勝利を挙げると、その後も芝の中距離戦で勝ち星を重ね、08年2月の
早春S(1600万下)を勝ってオープン入りした。昨年は
新潟記念(GIII)、
福島記念(GIII)でいずれも2着。今年に入っても前走の
日経賞(GII)で
アルナスラインの2着と、重賞では善戦を続けるも勝ち切れなかったが、今回、初めての重賞制覇をGIの大舞台で飾った。通算成績29戦6勝(重賞1勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。