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アグネスタキオンが急死

  • 2009年06月23日(火) 08時00分
 22日夕方、01年の皐月賞馬で、昨年のリーディングサイアーに輝いたアグネスタキオン(牡11)が、繋養先の北海道安平町・社台スタリオンステーションで急性心不全のため死亡したことがわかった。

 同馬は、父サンデーサイレンス、母が90年桜花賞アグネスフローラ(その父ロイヤルスキー)。全兄に00年日本ダービーアグネスフライトがいる血統。

 00年12月のデビュー戦(阪神・芝2000m)を快勝すると、続くラジオたんぱ杯3歳S(GIII)ではジャングルポケットクロフネ以下を完封し重賞初制覇。翌年の弥生賞(GII)、皐月賞(GI)も制し無敗でクラシック制覇を果たしたが、左前浅屈腱炎を発症し4戦4勝の成績で引退した。

 02年から種牡馬入りすると、初年度産駒からロジック(NHKマイルC-GI)を輩出。その後もダイワスカーレット(08年有馬記念などGI・4勝)、ディープスカイ(08年日本ダービー-GI、08年NHKマイルC-GI)、キャプテントゥーレ(08年皐月賞)、リトルアマポーラ(08年エリザベス女王杯-GI)と、これまでに計5頭のJRA・GIホースを輩出。昨年は内国産種牡馬としては57年のクモハタ以来51年ぶりとなるJRAリーディングサイアーに輝いた。

 現6歳の初年度産駒から、来年産まれる予定の産駒まで、残した世代は8世代。21日にはダノンパッション(牡2、栗東・池江泰郎厩舎)がデビュー勝ちを飾り、2歳世代も幸先の良いスタートを飾ったばかりだった。28日に行われる宝塚記念(GI)には昨年のダービー馬ディープスカイが出走を予定している。

【社台SS代表・吉田照哉氏のコメント】
「あまりに突然のことで、言葉を失っております。種牡馬入り直後から、ダイワスカーレットディープスカイキャプテントゥーレなど活躍馬を輩出してくれました。種牡馬として、成熟期に入り、これからますます強い馬を作れるという確信を持っていただけに、残念でなりません。今はただ、冥福を祈るばかりです」

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

アグネスタキオンの代表産駒
アグネスタキオンの2歳馬紹介
アグネスタキオンの1歳馬133頭
・2008年サイアーランキング
・2009年サイアーランキング
{special=0045:皐月賞レース映像

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