3日、
船橋競馬場で行われた第10回
JBCクラシック(3歳上、交流GI・ダート1800m、1着賞金1億円)は、
武豊騎手騎乗の4番人気
スマートファルコンが、スタート直後から先頭に立ち単騎で逃げると、直線では他馬との差を大きく広げ、1番人気
フリオーソに7馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分49秒9(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には7番人気
アドマイヤスバルが入った。
勝った
スマートファルコンは今年の
さきたま杯(交流GIII)に続く重賞通算11勝目。交流GIは初制覇となった。また、鞍上の
武豊騎手は07〜09年に
ヴァーミリアンでこのレースを制しており、今回の勝利で
JBCクラシック4連覇を達成した(通算では5勝)。さらに、今回の勝利で
武豊騎手はダート
グレードレース通算100勝も達成している。
【
武豊騎手のコメント】
「非常にうれしいですね。乗り方の指示があったわけではないですが、状態がとても良くなってました。1コーナーの入りもいい感じで、終始いい走りだと感じましたよ。マイペースで後ろを気にせず、あとはある程度粘ってくれるだろうと思ってました。
スマートファルコンはとても能力があるし、賢い馬です。気性面でややうるさいとこもありますが。
ヴァーミリアンで3連覇していますが、また違った馬で、4連覇を達成できてよかったです」
【小崎調教師のコメント】
「やりました! ありがとうございます。まずは馬にお礼が言いたいです。作戦がバッチリはまりましたね。目標もここだと決まっていたので、調教メニューも余裕を持って組めました。今日負けたら仕方ないと思ってましたよ。前に行くと逆に引っかからないので、自分の形に持ち込めて、全てが上手くいきました。GIを勝たせてもらいましたし、今後もGIを使っていきたいです。まずは馬の状態を見てからですね」
【勝ち馬プロフィール】
◆
スマートファルコン(牡5)
父:ゴールドアリュール母:ケイシュウハーブ母父:ミシシッピアン半兄:
ワールドクリーク(
東京大賞典-交流GI)
厩舎:栗東・
小崎憲通算成績:25戦15勝(うち地方17戦11勝、重賞11勝)
主な勝ち鞍:09年
ブリーダーズゴールドC(交流GII)、08年彩の国
浦和記念(交流GII)など
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。