28日、東京競馬場で行われた第30回
ジャパンC(3歳上、GI・芝2400m)は、C.スミヨン騎手騎乗の圧倒的1番人気(1.9倍)
ブエナビスタが後方から一気に差し切り1位入線したが、最後の直線で
ローズキングダムの進路を妨害したとして、2着に降着となった。繰り上がりの優勝は、直線で馬場の中ほどから末脚を伸ばし2位入線を果たした
武豊騎手騎乗の4番人気
ローズキングダム。勝ちタイムは2分25秒2(良)。さらにハナ差の3着には8番人気
ヴィクトワールピサが入った。
勝った
ローズキングダムは、09年12月の
朝日杯FS(GI)優勝に続くGI2勝目。3歳馬による
ジャパンC制覇は01年
ジャングルポケット以来、史上5頭目の快挙。(ほか82年
ハーフアイスト、87年
ルグロリュー、98年
エルコンドルパサーが3歳(現表記)で優勝)
鞍上の
武豊騎手は99年
スペシャルウィーク、06年
ディープインパクトに続く同競走3勝目。また、この勝利で88年
菊花賞(GI)を
スーパークリークで優勝して以降、23年連続の
JRA・GI優勝となった。管理する橋口弘次郎調教師は同競走初優勝。今年の
JRA重賞3勝目で
JRA・GI通算9勝目。
JRA・GI競走での1位入線馬降着は06年
エリザベス女王杯(GI)の
カワカミプリンセス(12着降着)以来のこと。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ローズキングダム(牡3)
父:
キングカメハメハ母:
ローズバド母父:
サンデーサイレンス厩舎:栗東・橋口弘次郎
通算成績:9戦5勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:09年
朝日杯FS、10年
神戸新聞杯(GII)、09年東京スポーツ杯2歳S(GIII)など