師弟が抱き合い、涙にくれた。阪神8Rは浜中の騎乗した
ピサノプレミアムが快勝。坂口正大調教師(70)=栗東=に、通算686勝目をプレゼントした。小倉から新幹線でレース直前に到着。「間に合ってよかった。本当に孝行息子、孝行弟子です」と師は目を細めた。“最後”(12R)も師弟で臨んだが9着。「スッキリしています。幸せでした」と晴れやかな表情を見せれば、浜中も「先生の顔に泥を塗らないように頑張りたい」と力強く言い切った。
歴代では5人しかいない、騎手&調教師双方での
JRA通算500勝を記録した高橋成忠調教師(70)=栗東=は、阪神7Rの
ケイエスショークン(16着)が最後のレースとなった。「
メイショウバトラーは、牝馬ながら11歳まで一緒に頑張ってくれた思い入れの深い1頭。
メイショウサムソンを預かることになり、期待に応えるために頑張ったことも思い出のひとつだね」と振り返った。
提供:デイリースポーツ