「第56回
京阪杯・GIII」(芝1200m)は26日、京都11Rに15頭で争われ、単勝1.6倍の1番人気に支持された
ロードカナロアが好位追走から直線で楽に抜け出し、1分8秒1のタイムで重賞初制覇。1馬身半差の2着は中団から追い込んだ3番人気の
グランプリエンゼル、さらに半馬身差の3着には5番人気の
ワンカラットが入った。なお、2番手からレースを進めた2番人気の
ジョーカプチーノは6着に敗れた。
力が違った。重賞初挑戦で、GI馬を含む歴戦の古馬を相手に圧倒。4連勝で初タイトルを獲得した。
「枠((3)番枠)もいいところだったので、ロスのない競馬をしようと思っていた。スタッフがよく調整してくれているので、それを生かせればと控えた」と福永もイメージ通りの快勝劇を喜ぶ。
スプリンターズSを制した
カレンチャンを筆頭に、ス
プリント重賞の勝ち馬が並ぶ安田厩舎に、新たなヒーローが誕生した。「安心して見ていられた。レース内容が良くなっている」と師も絶賛する。ひと叩きして、
高松宮記念(3月25日・中京)へ臨む予定。鞍上は「まだ体が幼いところがある。来年はもっと良くなるよ」とさらなる成長を予感させる言葉を残した。勢いは止まりそうにない。
提供:デイリースポーツ