スマートフォン版へ

伏兵ネコパンチが大金星、大逃げで勝ったニャ/日経賞

  • 2012年03月25日(日) 12時00分
「第60回日経賞・GII」(芝2500m)は24日、中山11Rに14頭で争われ、大逃げを打った12番人気ネコパンチがまんまと逃げ切り、初の重賞タイトルを獲得した。勝ちタイムは2分37秒4。3馬身半差の2着は、道中最後方から追い上げた2番人気のウインバリアシオン。単勝1.4倍の1番人気ルーラーシップは、さらに首差の3着に敗れた。

“猫だまし”で金星をもぎ取った。ネコパンチは最初のコーナーでケイアイドウソジンを抑えて主導権を奪うと、一時は後続に10馬身の差をつけた。最終コーナーで5馬身差。脚色は直線に入っても鈍らない。観客の悲鳴とともにゴールへ飛び込み、単勝1万6710円の大穴を開けた。

 江田照は98年の日経賞でもテンジンショウグンで単勝3万5570円の波乱を演出した。「思い切って行ってくれという指示。馬場もラッキーだった。ターフビジョンで確認したけど、直線でも差があったし、手応えもあった」。10年中山記念(トーセンクラウン)以来の重賞Vに、そして穴男の面目躍如にハイテンション。猫ひろしのマネで「ニャー」と言って、インタビューを締めた。

 星野師はヤマニンアラバスタで制した05年の府中牝馬S以来となる重賞3勝目となったが、全てが江田照の手綱。「こういう競馬は合っているが、勝つとは思わなかった。次戦については馬主さんと相談するが、あまり強気なことは…」。12番人気での勝利に笑顔を見せながらも戸惑うばかり。GI挑戦は白紙だが、春競馬を盛り上げるには個性派の参戦が必要だ。

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す