阪神大賞典で3コーナーで外へ逸走した結果、2着に敗れた
オルフェーヴル(牡4歳、栗東・池江)の調教再審査が11日、栗東Eで行われた。栗東トレセンの
JRA職員8名(裁決3名、ハンデ5名)が見守るなか、その指示に従って馬場の真ん中を走行。馬なりで6F76秒0-35秒7-12秒4を計時した。3、4角の走行を重視し、逃避癖、タイムも審査対象となったが、走行状況に問題はないと判断され、無事に合格となった。
またがった池添は「よかった。物見はするけどうまく走ってくれた。受からないことには競走馬じゃないから。これで4冠馬に戻れた」。そう言ってホッとした表情を見せたが、安心ばかりもしていられない。「受かったからといって、折り合いが大丈夫になったわけじゃない。でも、普段からコミュニケーションを取ることができたのはよかった」と気を引き締める。
「GIの1番人気よりも緊張した。1回目でパスしてよかった」。胸をなで下ろした池江師は「前走がたくさんのファンを裏切る結果となったので。完調に持っていけると思うし、いつもの強い
オルフェーヴルを見せたい」とGIV5のかかる春の天皇賞へ力を込める。また、この日はメンコ着用で試験に臨んだため、実戦でも着用が義務づけられる。4冠馬に届いた“
サクラサク”の合格通知。これで盾獲りを狙う調整に専念できる。
提供:デイリースポーツ