日曜新潟のメーンレース、
新潟2歳S(GIII・芝1600m)に出走予定の
ユキノユウダン(牡2・
父ステイゴールド/
根本康広厩舎)、
クラウンアトラス(牡2・
父ネオユニヴァース/
田島俊明厩舎)、
ナンヨーケンゴー(牡2・
父タニノギムレット/
斎藤誠厩舎)について、陣営に取材をした。
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ユキノユウダン・
根本康広調教師のコメント】
「メンバーが揃っていた新馬戦でしたが、3着によく頑張ってくれました。2戦目は膝蓋(しつが)が良くないこともあって、スタートはさほど速くなかったですね。ある程度走り、体が温まってきて、スピードに乗るといい走りになります。道中も、後方でしたので、どうなるかと思って見ていましたが、直線ではよく伸びてきてくれて、勝ち上がることができました。
1週前は、坂路で50秒台が出ていましたから、今日は馬なりで53秒台と、予定通りの追い切りができました。前走後は、ここを目標に調整してきましたが、飼葉もしっかり食べていて、状態もいいですよ。400キロそこそこと小柄ですが、
バランスの取れた馬体をしていますし、根性もあります。
ステイゴールド産駒ですが、気性も素直です。昨日、オーナーとも相談しまして、江田(照)騎手に依頼しました。抽選を突破してほしいですが、もし除外になった場合には、中山の自己条件(9/8 中山9Rアスター賞・2歳500万・芝1800m)に出走させる予定です」
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クラウンアトラス・
宮田敬介調教助手のコメント】
「仕上がりの早い新馬向きというタイプの馬ではないので、よくあの上がり(33秒9)で、新馬戦を差し切り勝ちしてくれたと思います。柴田(善)騎手も、実戦に行っていいと感じてくれたようですね。初戦は落ち着いていましたが、スイッチが入りやすりので、今回も落ち着いて競馬に臨めればと思います。勝ち時計がさほど速くなかったので、速い時計に対応できればと思いますが、前走もスタートをポンと出て、3〜4番手につけて競馬ができました。そのあたりにセンスの良さを感じますし、後手後手に回ることはないと思います。
柴田(善)騎手も、しっかり馬の後ろにつけて、終いに差してくるように競馬を教えてくれたのも良かったですね。跳びが大きい分、追い出してからスッと反応できないところはありますが、ハミを取り出したらグーンと加速しますので、直線の長い新潟はこの馬向きだと思います」
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ナンヨーケンゴー・鈴木勝久調教助手のコメント】
「新馬戦は余裕残しでの出走でしたが、思った以上にいい競馬をして勝ってくれました。レース後は、ここ1本に絞って調整をしてきましたが、坂路で2週続けてビッシリやれましたし、デビュー戦の時より体も絞れています。1ハロン短縮も問題なさそうです。おっとりした気性なので、道中の折り合いも心配ないタイプだと思います。1回使われたことで、前にも行けそうですし、最後もしっかり伸びてきてくれると思います」(取材:佐々木祥恵)