2日、旭川競馬場で行われた
北海優駿(3歳・ダート2100m、1着賞金400万円)は、
五十嵐冬樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝100円)
コスモバルク(牡3、北海道・田部和則厩舎)が、道中3番手追走から4角手前で進出すると、外から追い込んだ2番人気
セレブセレクションを1/2馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分24秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着は6番人気
ライフステップ。なお、4番
ユミコトヨーコは出走を取り消している。
勝った
コスモバルクは、
父ザグレブ、
母イセノトウショウ(
その父トウショウボーイ)という血統。昨年、ホッカイドウ競馬で導入された認定厩舎(外厩)制度による調教馬第1号でもある。昨年11月の
百日草特別(500万下)で
JRA初出走、初勝利を挙げると、続くラジオたんぱ杯2歳S(G3)も逃げ切りで制し、鞍上の
五十嵐冬樹騎手と共に
JRA重賞初制覇を飾る。今年初戦となった
弥生賞(G2)を1番人気で制すると、続く
皐月賞(G1)でも1番人気に支持されたが、先行した
ダイワメジャーを捕らえられず2着に惜敗。
日本ダービー(G1)でも2番人気に支持され、ハイペースの展開を早めに追走するも、直線では失速し8着に敗れていた。今回は
日本ダービー以来のレースで、プラス18キロの馬体ながら、地方重賞初制覇を飾った。通算10戦6勝(うち
JRA5戦3勝)。鞍上の
五十嵐冬樹騎手、管理する田部和則調教師ともに、同レース初制覇。
今後は、19日に中山競馬場で行われる
セントライト記念(G2・芝2200m)に出走を予定している。同レース3着以内に与えられる優先出走権を得られた場合は、10月24日に京都競馬場で行われる
菊花賞(G1・芝3000m)で、地方所属馬としては初のクラシック制覇に挑む見込み。