19日、京都競馬場で
京都牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1600m)が行われ、道中は中団のインコースでじっくりと待機していた
浜中俊騎手騎乗、単勝1.7倍で圧倒的な1番人気
ハナズゴール(牝4、美浦・
加藤和宏厩舎)が絶好の手応えのまま4コーナーを回って最後の直線へ。直線入り口では内で進路を探す余裕を見せながら、残り200mで一気に先行集団を捕らえると瞬く間に後続との差を広げてあっさりと抜け出し、前走とは一転の大外一気の末脚で追い込んだ2番人気
エーシンメンフィス(牝5、栗東・
野中賢二厩舎)以下に、最後は2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒3(良)。
さらにクビ差の3着に、中団追走からゴール前で追い込んだ10番人気
ベストクルーズ(牝6、栗東・松田博資厩舎)が入った。ハナ差遅れた4着が、逃げて粘った5番人気
クィーンズバーン(牝5、栗東・
浅見秀一厩舎)、さらにクビ差の5着は8番人気
サクラクローバー(牝6、美浦・
田島俊明厩舎)の順で確定。
なお、3番人気
レディアルバローザ(牝6、栗東・
笹田和秀厩舎)は、見せ場なく11着に敗れている。
勝った
ハナズゴールは、
父オレハマッテルゼ、
母シャンハイジェル、
その父シャンハイという血統。3歳3月の
チューリップ賞では、2012年
年度代表馬・
ジェンティルドンナを差し切って優勝。その後は重賞路線で苦戦が続くも、前走は同じ阪神芝1600mのリゲルSで牡馬を相手に差し切りV。牝馬相手となったここは、圧倒的な1番人気の支持に応えて、見事なイン差しから瞬く間に抜け切り完全復活の重賞V2。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ハナズゴール(牝4)
騎手:
浜中俊厩舎:美浦・
加藤和宏父:オレハマッテルゼ母:シャンハイジェル母父:シャンハイ馬主:M.タバート
生産者:不二牧場
通算成績:12戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年
チューリップ賞(GIII)