オルフェーヴルの全弟で2番人気の
リヤンドファミユ(牡、
父ステイゴールド、栗東・池江)が出世レースを制し、クラシック有力候補に名乗りを上げた。道中は中団を手応え良く追走。直線では最内を反応良くさばいて抜け出し、若さが目立った未勝利Vから短期間で確かな進化を示した。勝ちタイムは2分1秒7。1馬身1/4差の2着は5番人気の
マイネルクロップ。さらに鼻差の3着には4番人気の
メイケイペガスターが入った。なお、1番人気の
アドマイヤオウジャは伸びを欠き5着に敗れた。
直線は内で窮屈になったが「反応がいいからあそこに入れた」と池添。飛び級でオープン特別をクリアし、「
ステップアップしている。これからは
オルフェーヴルの弟ではなく、
リヤンドファミユと呼ばれるようにならないとね」と笑顔で話した。池江師も「折り合いには随分と進境見られた。ここは通過点だと思っていた」とVに安どの表情。今後は「使い詰めできていたのでリフレッシュ放牧に出すかも」と指揮官は休養を示唆したが、賞金を加算して前途洋々。兄が歩んだ3冠ロードを突き進む。
提供:デイリースポーツ