17日、小倉競馬場で冬の開催恒例のハンデ重賞・
小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m)が行われ、道中は後方待機策となった
大野拓弥騎手騎乗の6番人気
ヒットザターゲット(牡5、栗東・加藤敬二厩舎)が、4コーナーで手応えよく最内に進路をとって最後の直線へ。直線半ばでは、7〜8頭が団子で固まるところを内から掬ってこれらをまとめて捕らえて差し切り、中団追走から4コーナーでマクリ気味に大外を浮上し、ゴール前で猛追した2番人気
ダコール(牡5、栗東・
中竹和也厩舎)の追い上げをアタマ差を振り切って優勝した。勝ちタイムは1分46秒4(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着争いは3頭が横に並んだが、先行策から最後の最後まで踏ん張り通した5番人気
ダローネガ(牡4、栗東・
佐々木晶三厩舎)が先着。以下、僅かにハナ差遅れた4着に、3番人気
マルカボルト(牡6、栗東・
羽月友彦厩舎)。さらにハナ差で1番人気
パッションダンス(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)の順で確定。
勝った
ヒットザターゲットは、
父キングカメハメハ、
母ラティール、
その父タマモクロスという血統。2走前の
福島記念では、馬場の悪い内目を突く形でここで破った
ダコールと差のない4着。前走・
中山金杯では10着に敗れたが、今回は過去に3戦2勝の小倉コースでインをロスなく立ち回って、最後の直線も鮮やかなイン強襲で差し切り勝ち。昨年5月の
新潟大賞典以来となる、久々2度目の重賞制覇を飾って通算7勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ヒットザターゲット(牡5)
騎手:
大野拓弥厩舎:栗東・加藤敬二
父:キングカメハメハ母:ラティール母父:タマモクロス馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズマネジメント
通算成績:24戦7勝(重賞2勝)