第1回関東定例記者会見が4日、東京都港区の
JRA六本木事務所で行われた。
中央競馬と
地方競馬の連携協調をより深めるため、
大井競馬場や北海道地区で
JRAの馬券発売開始を発表。また、今年節目の第80回を迎える
日本ダービー当日に、ファン投票により選出された歴代の
日本ダービー馬を競走名とする「ダービー
メモリーズ」の実施もあわせて発表された。
中央競馬の馬券購入が、より広範囲で可能となる。
JRAは4日、
大井競馬場とオフトひたちなかにおいて、4月7日より
JRAと大井競馬の重複開催日(年間9日程度)に
中央競馬の馬券を発売すると発表した。
これまで南関東では
川崎競馬場で全日、
浦和競馬場で毎週日曜に発売されていたが、「春からは
地方競馬の施設を利用した馬券発売をより広げていきます」と
JRAの土川理事。なお、3月23日からは
門別競馬場や各Aibaなど北海道地区の計16カ所でも発売を開始する。
今回の発売は
地方競馬が共同で構築したシステムを使用し、各施設を「J-PLACE」と名付ける。
JRA競馬場・ウインズ等と互換性はなく、相互払戻は不可。発売締切時刻も発走4分前となる。
また、会見では昨年12月に競馬で稼いだ所得を申告せず、07〜09年に約5億7000万円を脱税したとして会社員が大阪地裁に起訴された一件についても質問が及んだものの、総合企画担当の星野理事は「現時点では裁判の行方に注視したい」と話すにとどまった。
提供:デイリースポーツ