17日、中山競馬場で「
皐月賞トライアル」
スプリングS(3歳・GII・芝1800m)が行われ、スタートを決めて道中は好位の4〜5番手を追走していたC.デムーロ騎手騎乗の1番人気
ロゴタイプ(牡3、美浦・
田中剛厩舎)が、4コーナーでやや外に持ち出されながらいい手応えで直線へ。坂下残り250mで早々と先頭に踊り出るとそのまま一気に抜け出し、好位追走から粘り込んだ3番人気
タマモベストプレイ(牡3、栗東・南井克巳厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分47秒8(良)。
さらにクビ差の3着争いは接戦となったが、中団後方の追走からゴール前で追い込んだ11番人気
マイネルホウオウ(牡3、美浦・
畠山吉宏厩舎)が入り、上位の3頭が4月14日に行われる
皐月賞への優先出走権を獲得した。
ハナ差及ばずの4着に、ゴール前で追い込んだ6番人気
フェイムゲーム(牡3、美浦・
宗像義忠厩舎)、ゴール前での伸び脚を欠いた2番人気
マンボネフュー(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)が5着の順で確定。
勝った
ロゴタイプは、
父ローエングリン、
母ステレオタイプ、
その父サンデーサイレンスという血統。昨年の
朝日杯FSでは、ミルコ.デムーロを背に当時無敗で断然人気の
コディーノを破る大金星。1番人気で迎えた今年の始動戦は、代打の「弟」クリスチャンが隙のない騎乗を見せて、後続を余裕たっぷりに抑え込んで完勝。混迷極める
皐月賞路線主役の一角を、改めて示す走りを披露し、通算4勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ロゴタイプ(牡3)
騎手:C.デムーロ
厩舎:美浦・
田中剛父:ローエングリン母:ステレオタイプ母父:サンデーサイレンス馬主:吉田照哉
生産者:社台
ファーム
通算成績:7戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年
朝日杯FS(GI)