20日、
名古屋競馬場で第36回
名古屋大賞典(4歳上・ダ1900m・GIII・1着賞金2100万円)が行われ、道中3番手で運んだ
幸英明騎手騎乗の1番人気
ホッコータルマエ(牡4、栗東・西浦勝一厩舎)が、3コーナー手前で外から楽々と先頭に並びかけると、4コーナーでは早くも半馬身のリード。直線に向いてはさらにリードを広げ、2番手追走から粘り込んだ2番人気
エーシンモアオバー(牡7、栗東・沖芳夫厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒8(重)。
さらに4馬身差の3着に、3〜4コーナーで前との差を詰めた5番人気
ダイシンオレンジ(牡8、栗東・
庄野靖志厩舎)が入った。
なお、逃げた4番人気
サイモンロード(牡5、愛知・
角田輝也厩舎)は粘れず4着、勝負処で離される形になった3番人気
ランフォルセ(牡7、美浦・
萩原清厩舎)は、さらにハナ差の5着に敗れている。
勝った
ホッコータルマエは、
父キングカメハメハ、
母マダムチェロキー、
その父Cherokee Runという血統。序盤からすんなりと好位の3番手に取り付くと、3コーナー手前からはいつでも前の2頭を交せる手応えを披露するなど、終始一枚上手のレース運びを見せて完勝。前走・
佐賀記念(GIII)に続く交流重賞V2、3度目の重賞制覇は、地力の違い見せつける通算6勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ホッコータルマエ(牡4)
騎手:
幸英明厩舎:栗東・西浦勝一
父:キングカメハメハ母:マダムチェロキー母父:Cherokee Run馬主:矢部幸一
生産者:市川
ファーム
通算成績:15戦7勝(
JRA12戦4勝、重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年
レパードS(GIII)