23日、中山競馬場で
日経賞(4歳上・GII・芝2500m)が行われ、道中4番手を追走していた
蛯名正義騎手騎乗の1番人気
フェノーメノ(牡4、美浦・
戸田博文厩舎)が、3〜4コーナーで11番人気
マイネルキッツ(牡10、美浦・
国枝栄厩舎)らが一気に仕掛けて流れが速くなるところを楽な手応えのまま直線に向いてくると、直線半ばで早め先頭に立った9番人気
カポーティスター(牡4、栗東・
矢作芳人厩舎)を残り150mで外から捕らえて差し切り、最後は1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分32秒0(良)。
さらに1馬身差の3着に、3〜4コーナーをマクリ気味に進出して直線もよく伸びた7番人気
ムスカテール(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)が入った。なお、4着に直線で追い上げた3番人気
タッチミーノット(牡7、美浦・柴崎勇厩舎)、5着に積極的に動いて見せ場を作った
マイネルキッツが入った。
なお、昨年の
有馬記念2着馬で2番人気の
オーシャンブルー(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)は見せ場なく9着に敗れている。
勝った
フェノーメノは、
父ステイゴールド、
母ディラローシェ、その父
Danehillという血統。昨年の
日本ダービー2着、
セントライト記念1着、
天皇賞・秋で2着と、強豪4歳世代の中でもトップクラスの実績馬が、明け4歳の緒戦で前走JC5着からの成長を示す力強い走りで3度目の重賞制覇。次走は香港のGIか、或いは
天皇賞・春へ向かうのかは未定も、先々への展望溢れる通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
フェノーメノ(牡4)
騎手:
蛯名正義厩舎:美浦・
戸田博文父:ステイゴールド母:ディラローシェ母父:
Danehill
馬主:サンデーレーシング
生産者:追分
ファーム
通算成績:10戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年
セントライト記念(GII)