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絶対王者を証明!ロードカナロア、一気の伸び脚でレコードV/高松宮記念

  • 2013年03月24日(日) 19時00分
 24日、中京競馬場で春のスプリント王決定戦・高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)が行われ、道中は中団で待機していた岩田康誠騎手騎乗で単勝1.3倍の圧倒的な1番人気のロードカナロア(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が楽な手応えのまま4コーナーを通過。直線に向いては、坂を駆け上がりながらの残り300mで前が開いて追い出されると、自慢の末脚が一気に爆発し、前半3F34秒3とマイペースの逃げに持ち込んで粘り込みを図った10番人気ハクサンムーン(牡4、栗東・西園正都厩舎)を、残り80mで外から一気に捕らえて差し切り、2着以下に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイム1分8秒1(良)は、新装中京芝1200mのレコードタイム。

 ゴール前で2頭が鼻面を揃えて入線した2着争いは、後方待機策からゴール前で追い込んだ2番人気ドリームバレンチノ(牡6、栗東・加用正厩舎)が僅かに捕らえて先着し、逃げて見せ場を作ったハクサンムーンは及ばずの3着。

 続く4着は、好位追走から直線ではやや脚色が鈍った4番人気サクラゴスペル(牡5、美浦・尾関知人厩舎)、5着は6番人気ダッシャーゴーゴー(牡6、栗東・安田隆行厩舎)の順で確定。

 なお、3番人気サンカルロ(牡7、美浦・大久保洋吉厩舎)は出遅れも響いたのか、見せ場なく9着に敗れている。

 勝ったロードカナロアは、父キングカメハメハ母レディブラッサムその父Storm Catという血統。昨秋のスプリンターズSでGI初制覇を飾り、続く香港スプリントでは世界を相手に自慢の豪脚で突き抜けた2012年の最優秀短距離馬が、過去14戦して唯一連対を外した形にあった中京芝1200mの舞台で、「絶対王者」を証明する堂々の差し切り勝ちを披露。重賞4連勝をあっさりと決め、国内外のスプリントGI3連覇を難なく達成。通算10勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
ロードカナロア(牡5)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・安田隆行
父:キングカメハメハ
母:レディブラッサム
母父:Storm Cat
馬主:ロードホースクラブ
生産者:ケイアイファー
通算成績:15戦10勝(海外1戦1勝、重賞6勝)
主な勝ち鞍:2012年スプリンターズS(GI)、香港スプリント(GI)

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